「ELスペシャリスト」エメリの狂気 本名でのオンラインチェス...の画像はこちら >>

アストン・ヴィラを率いるエメリ監督 Photo/Getty Images

個人で通算5度目のEL優勝

UEFAヨーロッパリーグ(EL)優勝を飾り、アストン・ヴィラを44年ぶりの欧州主要タイトルへ導いたウナイ・エメリ監督。セビージャ、ビジャレアル時代も含めると、今回の優勝で5度目になる。



その裏側には、深夜2時の講義視聴や、本名でのチェス研究など、異質な準備があった。英『BBC』が、エメリの日常についてレポートしている。

エメリの楽しみの一つが、チェスアプリ。トレーニングや日々の合間に、オンライン対局を楽しんでいるが、登録名は本名を使っている。著名なプレミアリーグの監督としては、珍しいスタイルだ。他にも、科学、思想家、自身の視野を広げる講義を聴くのも好きなようで、しかも午前2時であっても聴くという。

その関心はサッカーにも向く。例えば、16日に15年ぶりのラ・リーガ1部昇格を決めた2部のラシン・サンタンデールが、直近のエメリの関心の対象だ。アストン・ヴィラのライバルでもないクラブの研究をエメリは楽しみ、それが彼のリラックス方法になっていた。

エメリのトレーニングは戦術など細部にわたり、選手たちにサッカーへの高い集中力と時間を求める。特に時間に関しては、日々の70%はサッカーに費やすべきだと言う。

EL準決勝第2戦のノッティンガム・フォレスト戦を前に、ホームで行われたトッテナム・ホットスパー戦でエメリは主力を温存した。
その結果、試合に敗れ批判を浴びるが、エメリは動じなかった。当時のエメリは、EL制覇を最優先事項としていた。そして、その目標は達成された。

エメリの行動は、一風変わっている。しかし、競争が激しいプロフェッショナルの世界で結果を出すには「普通」ではいられない。監督として個人で5度目のEL優勝。素晴らしい実績だが、本人にしてみれば、「CL優勝ではない」という思いがあるかもしれない。昨季のCLでアストン・ヴィラは準々決勝まで進んだが、パリ・サンジェルマンと激闘の末、敗退。来季のCLでエメリが狙うのは、さらにその上だろう。

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