東北最大の都市仙台、そのなかでも随一の一般道が、市内を南北に貫く国道4号「仙台バイパス」です。これを拡幅する「仙台拡幅」の事業が進められています。
これにより、1日約8万台という東北の直轄国道で1位の交通量を記録する区間の立体化が完了し、その次の区間として2026年現在「仙台拡幅」として進められているのが同“2位”の区間の改良です。箱堤からやや南側の渋滞ポイント、広瀬川と名取川にはさまれた「篭ノ瀬」交差点と「鹿の又」交差点を立体化すべく1.6kmの設計が進められています。
仙台南部道路 長町ICのアクセス道路が接続する鹿の又交差点付近の交通量は1日7.9万台。そしてもう一つの「篭ノ瀬」交差点付近も1日約6.7万台を記録しています。ここに西側から接続する市道は細く、都市計画道路として未整備のため常に渋滞しているのですが、これを拡幅する事業も進められています。
実はこの篭ノ瀬交差点に接続する都市計画道路は、仙台の外環状線を構成する、極めて重要な路線です。将来的には、仙台バイパスからはるか北西の山の中に位置する東北道「仙台宮城IC」付近までつながる計画となっています。
●「南環状線」だけ細切れな「仙台の外環状線」
路線名は「郡山折立線」。篭ノ瀬交差点から西へ、JR太子堂駅を過ぎると広い中央分離帯を備えた4車線道路となり、地下鉄富沢駅付近を経て、現在は太白区富沢と西多賀の境の川で途切れています。篭ノ瀬交差点から太子堂駅の先までの狭隘部は拡幅事業が進められています。
現在は太白区富沢から国道286号「秋保通」までの区間が途切れていますが、国道286号から北西へ、八木山南の住宅街までの区間は開通済みです。
ここから仙台宮城ICまでの約4kmをトンネルで貫く郡山折立線「青葉山工区」の検討も進められています。現在、八木山南の終端部は通るクルマもまばらで、広い中央分離帯で犬の散歩をする住民の姿も見られるほどですが、将来は高速道路のアクセス道路になる予定なのです。
国道4号から仙台宮城IC付近までの郡山折立線は、仙台における「3環状12放射状線」ネットワークのうち、最も外側の環状線「市街地環状線」の「仙台南環状線」に該当します。仙台宮城IC付近から泉区を経て国道4号(仙台バイパス)までの「仙台北環状線」はすでに開通済み。そして環状線の東半分は、仙台バイパスそのものが環状線の一部に位置づけられています。

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