【本当に怖い】猫の尿路結石!原因や症状・手術などの治療法を解説!

「おしっこが出にくい…」「尿の色がいつもと違う…」いつもと違う様子の愛猫の姿を見て、もしかしてうちの子は尿路結石なのでは!なんて悩んではいませんか?

尿路結石とは、猫の尿路にミネラル分の結晶が詰まってしまう病気です。猫にはよくある病気ですが、放置すると尿毒症を起こして命の危険にさらされることも…。

そこで今回は、尿路結石が疑われる症状や完治までの道のりについて詳しくまとめてみました。おすすめのフードについても紹介しているので、早速見ていきましょう!

こんな症状が出ている猫は尿路結石の疑いあり!

猫が尿路結石を発症すると、おしっこが出ないなど高い確率で排尿障害が起こります。他にも次のような症状が出ていれば、尿路結石の疑いがあるので注意が必要です!

尿路結石の疑いがある症状
  • 頻尿(トイレに行く回数が増えた)
  • おしっこの量が少ない。
  • 落ち着きがなくソワソワしている。
  • トイレ以外の場所で排尿してしまう。
  • おしっこをする時に痛そうな仕草をする。
  • 血尿が出る。
  • 陰部を気にする素振りがある。
  • おしっこが蒸発したあとトイレに結晶が残っている。

もしこのような症状が見られた場合は、尿路結石の疑いがあるので動物病院で一度検査を受けましょう。

2日以上おしっこが全く出ない状態が続くと、全身に老廃物が巡って「尿毒症」を起こしてしまうので、異変に気づいたら早めに病院へ連れて行ってあげてくださいね!

猫の尿路結石の種類と発症する原因は?

猫の尿路結石には、尿の性質がアルカリ性に傾くと起こる「ストルバイト結石」と、酸性に傾くと起こる「シュウ酸カルシウム結石」があります。

ストルバイト結石

尿路結石の半数以上はストルバイトだと言われる。1~6歳の成猫に多い。

シュウ酸カルシウム結石

ストルバイト結石に次いで多く、7歳以上の高齢猫がなりやすい。

どちらもキャットフードやおやつに含まれるミネラル分の偏りが主な原因で、水をあまり飲まない猫も尿の濃度が高くなるので結石ができやすいと言われています。

また、尿道がカーブしているオス猫や、肥満気味でトイレに行く回数が少ない猫も結石ができやすいので気をつけましょう。

猫が尿路結石になった時の治療方法、治療期間、治療費まとめ

治療方法 費用 内容
内服薬 1,000円~2,000円 結石を溶かす薬や抗生剤を投与する。
静脈点滴 5,000円~6,000円 水分を補給して尿の量を増やす。
注射 1,000円~2,000円 応急処置として抗生剤を注射で投与する。
結石摘出手術 50,000円~70,000円 結石が大きい場合は外科手術により結石を摘出する。
カテーテル 5,000円~10,000円 検査のための排尿や尿道の洗浄に使用する。
療法食 500gあたり1,500円~3,000円 結石を溶かす餌を与えて詰まりを解消する。

愛猫に尿路結石の疑いがあれば、まずは動物病院で検査を受けることが大切です!

検査の内容は主に「尿検査」「レントゲン」「超音波検査」の3つで、結石の分析なども含めると15,000円前後かかることもあります。

そして、結石の種類や大きさ、詰まっている場所を特定できたら症状に合わせて上記の治療を行います。

症状が軽い場合は薬の投与だけで済むので、治療費は検査費込みで3万円程度に抑えられますが、結石が大きい場合は手術となり10万円以上の治療費がかかる可能性も否定できません。

治療期間は病状によっても変わりますが、手術を受けた場合は傷の完治も含めると約2ヶ月はかかるでしょう。

猫の尿路結石は自然治癒することはある?

猫の尿路結石は一度症状が出ると、食生活や生活環境を見直さない限り自然治癒することはありません。

特におしっこが出ないなど排尿障害が起こっている場合は、既に結石がある程度大きくなっている可能性があるので、病院で適切な処置を受けることが大切です。

みーちゃん
家で治せないかとサプリで様子を見る飼い主さんもいるけど、尿が出なくなったら死に至る怖い病気だから必ず病院に連れて行ってね!

尿路結石で悩む猫におすすめの療法食キャットフード!

商品名 特徴 入手先 おすすめ度
BLUE Natural Veterinary Diet® WU体重&尿路ケア・サポート
減量と尿路の健康維持の両方をサポートしながら結石を起こしにくい体へと導いてくれる療法食です。グルテンフリー&無添加なので、安全性も高く評価できます。 動物病院
ヒルズのプリスクリプション・ダイエット(特別療法食)c/d
栄養学者と獣医師が開発した尿路疾患をサポートする特別療法食です。ストルバイト尿石、シュウ酸カルシウム尿石形成、および特発性膀胱炎に配慮しています。 動物病院、amazonなど
ロイヤルカナン 食事療法食 猫用 ユリナリーS/O
ストルバイトおよびシュウ酸カルシウム結石の両方に対応した療法食で、弱酸性の健康的な尿量を維持するようにミネラル分を調整してあります。 動物病院、amazonなど

病院で尿路結石と診断された猫には、動物病院で勧められた療法食のキャットフードを与えましょう。

療法食とは、特定の病気を抱える猫のために作られた餌のことで、尿路結石の場合はミネラル成分が調整された療法食が最適です。

普通のキャットフードに比べて種類が少ないのですが、当サイトは「BLUE Natural Veterinary Diet® WU体重&尿路ケア・サポート」をおすすめします!

減量と尿路を同時にケアできるので、結石の詰まりを改善しながら再発しにくい健康な体形に近づけることができます。

また、危険な添加物やグルテンを使用していないので、治療後も食べ続けて問題ありません。

ヒルズやロイヤルカナンも有名ですが、ロイヤルカナンはグルテンが含まれていますので病気の猫には負担がかかってしまいます

ただ、BLUEは動物病院でしか買えないので、もし今すぐ療法食が欲しいと言う飼い主さんは、ヒルズから試してみてはいかがでしょうか?

尿路疾患を幅広くケアできるので、再発防止にもおすすめですよ!

尿路結石の治療後の猫や予防におすすめのキャットフード!

商品名 特徴 入手先 おすすめ度
BLUE Natural Veterinary Diet® WU体重&尿路ケア・サポート
減量と尿路の健康維持の両方をサポートしながら結石を起こしにくい体へと導いてくれる療法食です。グルテンフリー&無添加なので、安全性も高く評価できます。 動物病院
ニュートロ ナチュラルチョイス アダルト チキン
室内猫の健康を考えて作られた総合栄養食で、ミネラルバランスを調整し結石を形成しにくくすることで、愛猫の尿路の健康維持に配慮しています。 amazon、ペットショップなど
カントリーロード プレシャスサポート F.L.U.T.D.ケア用 食事療法食
理想的なpH6.5の尿に近づけるためにミネラル成分を調整しています。ストルバイトとシュウ酸カルシウム結石の両方に対応できます。 amazon、ペットショップなど

一度尿路結石になると何度も再発を繰り返す猫もいるので、完治したからと言って油断は禁物です。そのため、治療後もなるべく尿路の健康維持に配慮した餌を与えるようにしましょう。

当サイトのおすすめは、先ほど治療中の猫向けに紹介したBLUEのほか、ニュートロカントリーロードもおすすめです!

ただBLUEは動物病院でしか手に入らないので、価格や続けやすさではネット通販や店頭で購入できるニュートロやカントリーロードの方が便利かと思います。

当サイトおすすめのBLUEは動物病院でしか手に入らないのですが、わざわざ買いに行く時間がない飼い主さんはニュートロを試してみてはいかがでしょうか?

消化に良く毛玉ケアもできるので、室内猫にぴったりの餌ですよ!

尿路結石の猫にウェットフードやおやつを与えるのは危険!

塩分や添加物が多く含まれるウェットフードやおやつは、結石を悪化させる恐れがあるの治療中の猫には与えるべきではありません!

まれに尿路ケア用のウェットフードもありますが、原材料がよっぽど安全でない限りはドライフードの方が安全です。

また結石が完治しても、治療前に食べていたフードやおやつを与えると結石を再発しやすくなるので、治療後は尿路の健康維持に配慮したドライフードに切り替えましょう。

餌以外で猫の尿路結石を予防するには水を沢山飲ませること!

食事以外で猫の尿路結石を予防するには、水を沢山飲ませて尿の濃度を下げることが大切です!普段から水をあまり飲まない猫には、次の方法を試してみましょう。

  1. 水の容器を替えてみる。
  2. 水の置き場所を変える。
  3. 新鮮な水に取り換える。
  4. ドライフードをぬるま湯でふやかせて与える。
  5. 1回の食事量を減らして回数を増やす。

猫は繊細な動物なので、ひげが容器に当たるなどほんの些細なことでも水を飲まなくなってしまいます。そのため、まずは猫が水を飲む環境を見直すことから始めましょう。

新鮮な水を猫が飲みやすい容器で与えるのはもちろんですが、水飲み場のそばに猫が怖がるものを置かないことも重要です。

それでも水を飲まないようなら、ドライフードに水分を足せばウェットフードと同じように水分が補給できます。

また食事の回数を増やせば、お口直しに水を飲む機会が自然と増えるので水分を補給できますよ!

猫の尿路結石は放置すると死に至ることも…。日頃の予防と早めの処置が何より大切!

猫の尿路結石は尿のミネラルバランスが崩れることで起こる怖い病気です。

手術になる前に早めの処置が肝心なので、疑わしい症状が見られたらすぐに動物病院で診察を受けましょう。

また、尿路結石は日頃の食事で十分に予防できる病気ですから、塩分控えめで抗酸化作用の強いキナ酸を多く含むクランベリー配合のキャットフードを与えるのがおすすめです!

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