北京市農業局の「消費者ホットライン」に14日、電話がかかってきた。同市海淀区で黒ごまを買ったが、「つけておいた水に色が移って墨汁のようになってしまった」という。
中国新聞社が報じた。

 逆に黒ごまは色が落ち、一部が白いまだら状態になってしまったという。市農業局の担当者は「とにかく、食べない方がよい」と回答した。

 購入者の話にもとづき、記者が“黒ごま”を販売する店を訪れた。店主は作業をしながら「卸売り市場から仕入れたもの。色を染めているはずがない」と答えたが、黒ごまを扱う手のひらが、だんだんと黒くなっていったという。念のため、他の店で黒ごまを購入して手のひらでしばらく揉んでみたが、手に色がつくことはなかった。

 問題の店で購入した黒ゴマを水につけると、やはり“墨汁”が出現した。残ったごまは「一応、黒ごま」と見なすことができるが、ずいぶん色落ちがしたという。

 中国農業大学食品学院の范志紅准教授によると、黒ごまは栄養価が高く生産量も少ないので、一般的に白ごまよりも高価だ。黒ごまの天然色素が水に溶け出す場合、時間がかかる。すぐに水が真っ黒になる場合、色をつけている可能性が極めて高い。
食品用の着色剤を使ってるかもしれないが、墨汁やその他の色素を使っている可能性があるという。

 范准教授は、問題が出た以上、黒ごまを買う際には商品をよく見たほうがよいと提案した。天然の状態ならば、1粒1粒の色合いに微妙なばらつきがあるが、染めた場合にはどの粒も同じように真っ黒になるという。(編集担当:如月隼人)

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