2026年7月10日、中国メディア・参考消息は、中国の長寿産業が人口動態や高い健康意識を背景に巨大な発展の潜在能力を秘めているとする独紙ハンデルスブラットの報道を紹介した。
記事によると同紙は、14億の人口を抱える中国で医学、バイオテクノロジー、健康維持、ライフスタイルが融合した「長寿産業」という成長市場が形成されつつあると伝えた。
そして、インドの市場調査会社データ・ブリッジ・マーケット・リサーチによると、世界の長寿・健康市場の規模は2032年までに155億6000万ドル(約2兆5200億円)に達する見込みであり、最も急速に成長するアジア・太平洋地域の中でも中国が健康意識の向上や都市化、政府投資を追い風にその先頭を走っているとした。
また、戦略コンサルティングファームのマッキンゼー・アンド・カンパニーが25年に行った調査では、中国の消費者の94%が健康維持を最優先の消費ニーズと捉えており、この割合は米国や欧州よりも高かったと紹介している。
さらに、ソーシャルメディア全体のインフルエンサーやコミュニティ活動が、本来はマニアックだった長寿の話題を消費可能なライフスタイルの物語へと変化させ、市場拡大の推進力になっているとも解説した。
その上で、米国の健康食品企業L-Nutraのアンドレア・ギラルディ欧州部門最高経営責任者(CEO)が中国について「人口の高齢化と消費者が新しい製品やトレンドを極めて迅速に受け入れるという二つの潮流が重なっている」とし、長寿産業において最も重要な未来の市場の一つと評価していることを伝えた。
同紙は一方で、長寿産業が中国国内で急激な拡大を遂げる中、硬直化または時代遅れになった規制や、無秩序な成長、「内巻」と呼ばれる国内での激しい競争の圧力など多くの制約にも直面していると指摘した。(編集・翻訳/川尻)











