2026年7月11日、中国のポータルサイト・捜狐に、日本の人気漫画「ONE PIECE」の週間売上が「HUNTER×HUNTER」に及ばなかったとする記事が掲載された。

記事は、「日本で最新の『JAPAN Book Hot 100』(集計期間:6月29日~7月5日)が発表され、冨樫義博氏の『HUNTER×HUNTER』第39巻が週間コミック売上ランキングで首位を獲得した。

一方、尾田栄一郎氏の『ONE PIECE』第115巻は2位となった。『ONE PIECE』は第115巻の発売に向け、公式が大々的なプロモーションを展開していた。発売前日には、公式アカウントが尾田氏から読者への直筆メッセージを公開。さらに、第115巻は『ONE PIECE』の史上最多となる全13話を収録した記念すべき一冊であることを強調し、多くの読者に手に取ってほしいと呼びかけていた。しかし、結果は予想外のものとなった」と述べた。

その上で、「これは『ONE PIECE』の累計売上が『HUNTER×HUNTER』を下回ったという意味ではない。『ONE PIECE』の累計発行部数は依然として漫画史上屈指の数字を誇り、総発行部数では『HUNTER×HUNTER』を大きく上回っている。第115巻の累計売上もすでに『HUNTER×HUNTER』第39巻を超えている。両作品の違いは作品の質ではなく『希少性』にあると言える。漫画をカードゲームに例えるなら『ONE PIECE』は通常排出のSSRであり『HUNTER×HUNTER』は期間限定イベントの限定カードのような存在だ。一度買い逃せば、次に新刊が出るのは何年も先になるかもしれない。そうした心理があるからこそ『HUNTER×HUNTER』で新刊が発売されるたび、多くの古参ファンが真っ先に購入するのである」と分析した。

一方で、「『ONE PIECE』をめぐる話題性にも変化が見られる。太陽の神・ニカ(にか)が本格的に登場して以降、一部の古参読者は読み続ける意欲を失いつつあるという意見も多い。戦闘がギャグ寄りになり過ぎたと感じる人もいれば、能力設定が万能化し過ぎているという人もいる。物語のテンポがどんどん長引き、初期とは読後感がまったく異なってしまったと指摘する声もある。もちろん、これらは一部の読者の意見に過ぎない。実際には『ONE PIECE』は今なお非常に多くの熱心なファンを抱えており、新刊が発売されるたびに売上ランキング上位へ入っている。ただ、連載開始から30年近くが経過した作品である以上、読者の高齢化や読書習慣の変化といった問題に直面することは避けられない」と指摘した。

記事は、「『HUNTER×HUNTER』は極めて特殊な存在である。通常、長期休載した漫画は人気が徐々に低下していくものだが『HUNTER×HUNTER』は連載再開、新話掲載、新刊発売のたびに、日本の漫画界で最も注目される話題の一つとなる。このような現象は漫画業界全体を見ても極めて珍しく、冨樫氏の圧倒的な影響力を物語っている。一方は継続的な更新によって話題性を維持し、読者に寄り添いながら長年歩み続け、もう一方は極めて低い更新頻度によって希少価値を生み出す。神出鬼没の連載によってファンを待ち焦がれさせる。

その結果、まったく異なるビジネスモデルが築かれたのである。同じ時代に誕生したこの2つの伝説的漫画が、現在でも日本の漫画売上ランキングで1位と2位を占めているという事実こそが、両作が現在もなお、この時代を代表する漫画作品であり続けていることを示している」と論じた。(翻訳・編集/岩田)

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