トランプ米大統領は16日の演説で、自身が敗北した2020年の大統領選挙をめぐり中国による選挙介入があったと主張した。これに関連し台湾メディアの連合新聞網は18日、専門家の話として、トランプ氏が習近平(シー・ジンピン)国家主席との間で築こうとしてきた関係に悪影響を及ぼす可能性は低いと伝えた。

記事によると、トランプ氏は5月に中国を訪問した際、歓迎晩さん会で習氏を「友人」と呼び、9月下旬に習氏がワシントンを再訪するお膳立てが整ったと述べていた。

しかし報道によると、トランプ氏は16日、中国による米選挙への干渉を示すとする機密情報を公開し、中国が20年の大統領選挙の期間中に「史上最大規模の選挙データ侵害」とみられる行為を実行したと主張。一方で、実際に票が改ざんされたり、操作されたりしたという証拠は提示しなかった。

記事によると、トランプ氏の主張について、中国の国営メディアは大きく取り上げず、中国外交部の報道官が「選挙で中国を口実にせず、中米関係のためになる行動を多くとるよう促す」とコメントするにとどまった。米シンクタンク、ブルッキングス研究所の中国問題専門家、ライアン・ハス氏は、トランプ氏の発言に対する中国側の反応が控えめかつ形式的なものだったことに触れ、「ほぼ全面的に米国の国内政治を意図したものだったと中国側も理解していると、私は確信している」とし、「トランプ氏がその発言を大きく超えるような行動に出ない限り、あの演説が二国間関係に長期的な影響を及ぼすとは考えられない」との認識を示した。(翻訳・編集/柳川)

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