国際電気標準会議スマート製造システム委員会(IEC/SyC SM)はこのほど、「スマート製造ユースケーステンプレート」の国際標準を発表しました。この標準は、中国の専門家がプロジェクト責任者を務め、米国、英国、日本など11カ国の専門家と共同で策定したものです。

この場合のユースケースとは、スマート製造の導入事例や活用パターンのことで、そのひな形(テンプレート)を定めておけば、業務上のニーズ、活用のシナリオ、技術上の実現方法を整理して記述する上で大きな威力を発揮します。近年ではスマート製造が発展するにつれてさまざまな活用シーンが急速に登場していますが、採用されているユースケーステンプレートが組織ごとに異なり記述方法も千差万別であるために、組織を超えた有効な比較や再利用が困難でした。そのため、統一された規格を確立し、スマート製造ユースケースの保存、検索、比較、共有の効率を向上させることが急務になっていました。

今回の標準の発表により、スマート製造ユースケースの構造の枠組みや中核要素、作成要件が統一されました。このことにより、異なる組織や情報源によるユースケースデータが、IECユースケース管理リポジトリにおいて規範化された記述として保存され、高効率な再利用を実現できるようになります。規範化されたユースケースデータはさらに、スマート製造における典型的なシーンの抽出や、先進技術の幅広い応用推進を支援する重要な手立てになります。(提供/CGTN Japanese)

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