中国・重慶市彭水県で17日に発生した大規模な土砂崩れの死者が23日時点で11人に増え、50人が依然行方不明となっている。
中国国内メディアの報道によると、17日午前8時ごろ、同県の烏江三橋付近で散発的な落石が発生しているのを地域巡視員が発見して緊急警報を発出、住民60人余りを避難させた。
そして、避難の最中の9時8分に大規模な山崩れが発生し、ふもとにあった住居ビル約13棟と通りかかった乗合バス1台が巻き込まれた。
新華社の発表では23日時点で死者11人、負傷者10人、行方不明者50人。当局が大型重機や生命探知装置、ドローンを投入し、発破で段階的に掘削を進めているものの、現場面積が広く落石も大量で作業は難航したという。
現場では複数回の生命探知の結果生存反応はすでになく、現在は遺体捜索と遺族対応の段階に移行している。
報道によると、現場一帯はカルスト地形で岩層に亀裂が多く発生していた。同県内では今年4月にも岩盤が約320立方メートル崩落して道路と天然ガス管が損壊し、5~6月にも大雨による災害が相次いでいたという。
今回の事故も事前の降雨が岩層内部に浸透して水圧が上昇し亀裂を押し広げて発生した可能性があるが、崩落前の1週間は高温が続き、崩壊前日の降水量はわずか0.9ミリだったため、現地気象当局は崩落発生の原因を特定できていないという。(編集・翻訳/川尻)











