中国メディアの快科技は4日、「輸入高級車はもはやステータスシンボルではない」として、中国市場における輸入高級車の販売不振について伝えた。
記事によると、かつて中国で地位や経済力を象徴する存在だった輸入高級車だが、近年は中国産新エネルギー車の台頭で販売が悪化している。
中国汽車流通協会乗用車市場信息聯席分会のデータでは、2026年上半期の自動車輸入台数は前年同期比11%減の20万台、小売販売は同29%減の19万台だった。
26年上半期は超高級ブランドの販売台数が軒並み落ち込み、ベントレー、ロールス・ロイス、フェラーリはいずれも前年同期比約30%減、マセラティは同48%減、マクラーレンは同90%減となった。
主な輸入高級車ブランドでは、レクサスが約7万500台で販売台数首位となり、メルセデス・ベンツが2位、BMWが3位だった。ただ、在庫が積み上がり、値引きによる販売促進が常態化しているという。
中国の自動車輸入は14年に143万台に達し、その後は下降が続いている。21年から25年にかけては年間93万台から48万台へとほぼ半減した。
記事が輸入高級車が苦戦する核心的要因として挙げたのが、中国産自動車への置き換えだ。5年前、合弁ブランドと輸入車を合わせた市場シェアは61.6%だったが、26年上半期は中国自主ブランドの乗用車が71.8%を占めた。
この他、消費者の価値観の変化も大きな影響を与えている。記事は、「10年前、輸入車は地位を示す『名刺』だった。現在、30万~40万元(約700万~930万円)クラスの国産新エネ車のフラッグシップモデルは装備やスマート化で全面的にリードしており、中国車に乗って『格好悪い』と思われることはもはやない」と伝えた。(翻訳・編集/野谷)











