夜になると美しく光り輝く博物館を見たことがあるだろうか?江西省景徳鎮市の御窑廠国家考古遺跡公園内にある景徳鎮御窑博物館は、夜になると大勢の来館者でにぎわいを見せる。多くの人がスマホを手に握りしめ、その夜のベストショットを取る絶好の場所を探している。
景徳鎮御窑博物館は2021年5月に一般向けにプレオープンし、2025年の来館者数は延べ260万人に達した。景徳鎮御窑博物館のほぼ全ての展示品は破片をつなぎ合わせて修復した陶磁器で、継ぎ目がはっきりと見える。数十枚のかけらをつなぎ合わせて修復された明成化素三彩鴨形香薰は代表的な所蔵品で、若者から親しみを込めて「歳歳鴨」と呼ばれている。こうした「不完全」な文化財には、陶磁器の都として1000年以上の歴史を誇り、今でも窯の火が燃やされ続けている景徳鎮の物語が深く刻み込まれているほか、長い歴史の中に埋もれていた文明の「かけら」が保存されている。
真夏を迎えている上海博物館では、米国古代文明の特別展「ONTOPOFTHEWORLDTREE」が開催されており、週末限定で、「動物の夜」ナイトツアーが打ち出されている。同ツアーでは、米国古代文明の貴重な文化財約3000点を見ることができるほか、上海博物館が上海動物園との画期的な提携によって打ち出した夜間スペシャルイベントを没入型で体験することができ、夜間の文化体験や博物館体験が分野の違いを超えて豊富になっている。
河南省洛陽市北部にある邙山の麓に位置する洛陽古墓博物館は、中国で唯一の帝陵、古墳、その付属文化財、石彫、古代壁画が一体となった大型古墳を利用した総合的な博物館だ。典型的な古墳展示エリアの地下部分には、前漢・後漢から宋、金の時代に至るまでの古墳25基、付属文化財、レンガ、石の彫刻、壁画が復元されている。また、地上部分には、北魏の時代の宣武帝の景陵がある。
洛陽古墓博物館は近年、革新的な没入型ナイトツアーを打ち出すことで若者の人気を集め、ニッチな観光スポットから超人気観光スポットへと華麗なる変身を遂げた。来館者は夕暮れ時に博物館に入り、絵が刻まれた壁画の前を通り、これまでにない新鮮でミステリアスな体験を楽しむことができる。ナイトツアーは文化財の展示とクリエーティブな体験をうまく組み合わせており、来館者が古代にタイムスリップできるほか、命と死についてよりじっくり考える機会にもなっている。











