中国の大手カフェチェーンである瑞幸珈琲(ラッキンコーヒー)がこのほど発表した最新データによりますと、2026年上半期の売上高は前年同期比31.37%増の278億8100万元(約6539億2000万円)となり、新たに5262店舗を出店しました。一方、店舗の運営効率をめぐる課題も徐々に表面化しています。

第2四半期の直営店の既存店売上高は前年同期比5.3%減となり、3四半期連続で減少しました。

決算報告によりますと、業績拡大は主に店舗数の増加によるものです。ラッキンコーヒーの郭謹一CEOは出店ペースの加速について、中国のコーヒー市場は浸透率が持続的に上昇し、消費頻度も着実に増加する急成長期にあり、店舗数にはなお大きな拡大余地があるとの見方を示しています。

同社はエスプレッソリキッドなどのパッケージ商品をはじめ、多様なシーンでのコーヒー消費に注力しています。その販売ルートは自社店舗にとどまらず、オンラインプラットフォーム、スーパーマーケット、コンビニエンスストアなど多様な小売シーンをカバーしています。7月時点で、ラッキンコーヒーの「即享コーヒーリキッド」の販売量は9億杯分を突破しました。

他方で、同社がコーヒー以外のドリンクを相次いで投入しています。経済誌の集計によりますと、今年1~7月に同社が新たに発売、または再発売した約60品目のうち、コーヒー以外の新商品がすでに半数を占めています。主力商品25品目のうち、5品目はコーヒー以外の商品となっています。

こうした動向の背景には、競争が激化する中国のコーヒー市場があります。民間機関の統計によりますと、2026年6月時点の中国国内のコーヒー店舗数は計22万7000店となり、同年1月の24万3000店から明らかに減少しています。蜜雪氷城(MIXUE)をはじめとする茶飲料・飲料ブランドもコーヒーの販売を開始しており、市場の淘汰はさらに加速する傾向にあります。

ラッキンコーヒーは中国国内で急速に事業を拡大する一方、海外展開には依然として慎重な姿勢を維持しています。現在、ラッキンコーヒーの世界全体の店舗数は3万6000店を突破したものの、海外店舗は223店にとどまっています。内訳はシンガポール89店、米国20店、マレーシアのフランチャイズ店舗114店となっています。経営陣は、海外市場については現在、運営ノウハウを蓄積している段階だと説明しています。(提供/CGTN Japanese)

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