中国南西部の雲南省文物考古研究所は8月12日、同研究所が南京師範大学などと結成した合同研究チームが、雲南省臨滄市耿馬タイ族ワ族自治県の芒関岩絵遺跡において考古学調査と高精度ウラン系列年代測定を実施し、画期的な進展を遂げたことを明らかにしました。
研究チームは、芒関岩絵の絶対年代を初めて提示し、この岩絵が今から約3800~2700年前の「滄源岩絵」よりも古いことを確認しました。
研究成果は考古学の国際学術誌「Journal of Archaeological Science: Reports」に掲載されました。この成果は、中国南西部および東南アジア大陸部における先史時代の芸術の変遷を理解するために新たな視野を開くものとなりました。
研究チームは、岩絵を覆っている炭酸塩の結晶に対して、高精度のウラン系列年代測定を行いました。測定された結晶は純度の高い方解石で、破片の混入もほとんどないため、炭酸塩結晶に覆われた岩絵の最小年代の測定精度が確保されました。測定の結果、ある人物像の図案に付着した二次生成炭酸塩の補正年代は、今から約4240年(誤差はプラスマイナス19年)前にさかのぼり、この地域の人々が少なくとも4220年前に成熟した具象画を創作していたことが確認されました。また、別の図案から採取された11個のサンプルに対して年代測定を進めた結果、今から3907年~3056年前に集中しており、岩絵の年代測定の結論をさらに裏付けるものとなりました。(提供/CGTN Japanese)











