今年の夏休みシーズン、中国の映画市場は引き続き活況を呈した。16日の時点で、今年の映画の興行収入は255億元(約5993億円)を超えた。

また、夏休みシーズンに合わせて公開された作品の興行収入は37日連続で1億元(約23億5000万円)を超えている。今年の夏休みシーズンの興行収入(前売りを含む)はすでに100億元(約2350億円)、動員数は2億7000万人を超えた。市場がこれほど活況となる背後では、映画のクオリティーが高く、映画鑑賞ブームが起きているほか、映画館もシネマルームをアップデートし、鑑賞体験を充実化させてそのブームをバックアップしている。

11日にIMAXフィルムカメラで撮影された「歓迎来龍餐館(ONCE UPON A TIME IN THE MIDDLE EAST)」が封切られた。18日午前0時の時点で興行収入は10億元(約235億円)を超えた。IMAX映画はアスペクト比の高い横長の大画面で観賞するため、細部まではっきりと見えるほか、龍餐館の人情味あふれるムードが没入型の鑑賞効果をもたらし、観客は光と影を駆使した技術の魅力を存分に楽しむことができる。

その他、米ファンタジー・アクション映画「オデュッセイア」と米SF映画「オークストリートの異変」も中国大陸部で同時公開された。「オデュッセイア」は全編IMAXフィルムカメラで撮影されたハイクオリティ作品で、独特の視聴体験を楽しむことができる。現時点で、同作品の興行収入(前売りを含む)は2億2000万元(約51億7000万円)を超えている。「スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ」や「オデュッセイア」、「オークストリートの異変」といった作品が絶賛上映されているのに伴い、IMAXやCINITYなどハイランクのシネマルームの人気が高まり、観客にさらに多様な映画鑑賞の選択肢が提供されている。

中国のスクリーン数は世界最多をキープ

中国国家電影(映画)局が1月に発表した統計によると、2025年の中国各地の映画館のスクリーン総数は9万3187スクリーンで、24年と比べて2219スクリーン増加。世界最多の座をキープしている。

LEDスクリーンのほか、IMAXシアターやドルビーアトモス上映、4Kレーザー投影システムを採用した大型スクリーン上映などが映画鑑賞の選択肢となっている。映画業界の専門家は、「今の観客は『映画が見られる』だけでは満足しなくなっており、『映画をじっくり楽しむ』ことや『没入型鑑賞』を追求するようになっている」と分析している。

中国の映画市場は継続的にグレードアップしており、世界にそのハードパワーを見せつけているほか、世界のハイクオリティーの作品が次々と上映されている。「スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ」に至っては、北米より2日先行して中国で封切られた。これは公開の計画を進める際、中国市場が非常に重視されていることを示しているといえる。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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