23日前場の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比334.40ポイント(1.34%)高の25227.06ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)は109.06ポイント(1.32%)高の8360.13ポイントと3日ぶりに反発した。売買代金は1295億4800万香港ドルに縮小している(22日前場は1693億4130万香港ドル)。

 押し目買いが優勢となる流れ。中国の政策に対する期待感が支えだ。来週開催予定の中国共産党中央政治局会議では、下半期の経済政策方針や金融政策の方向などが決定される。ゴールドマン・サックスは最新リポートで、政治局会議では緩和的な表現が増えると予想。大規模な金融緩和が打ち出される可能性にも言及した。また、欧米やアジアの主要株価指数が年初から上値を伸ばす中、香港の指数は依然として昨年末比でマイナス圏で推移しているため、出遅れ感も改めて意識されている。中東情勢の不透明感などで朝方は弱含む場面がみられたものの、上げ幅を徐々に広げた。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、アルミニウム中国最大手の中国アルミ(チャルコ:2600/HK)が7.0%高、アルミニウム産業の中国宏橋集団(1378/HK)が5.2%高、デリバリー事業大手の美団(3690/HK)が5.0%高と上げが目立った。
 セクター別では、ゼネコンや建機、セメント、鉄鋼などインフラ建設が高い。中国中鉄(390/HK)が3.7%、中国建築国際集団(3311/HK)が2.6%、中聯重科(1157/HK)が4.0%、中国龍工HD(3339/HK)が2.9%、中国建材(3323/HK)と安徽海螺水泥(914/HK)がそろって3.3%、鞍鋼(347/HK)が5.2%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が2.4%ずつ上昇した。
 証券セクターもしっかり。広発証券(1776/HK)が2.9%高、中信建投証券(6066/HK)が2.2%高、国聯証券(1456/HK)が2.0%高、中信証券(6030/HK)が1.9%高で引けた。
本土市場の売買活発化が期待されている。中国ではこのところ、過度な株安を防ぐため、「国家隊」と呼ばれる中国の政府系投資会社が国有企業株を中心に株式の買い支えに動いているほか、大手国有企業の自社株買いや保険会社の投資比率引き上げなどの報道も相次いだ。
 ヘルスケア(医療機器)セクターも物色される。広東真健康医療科技開発(2697/HK)が14.2%高、深セン市精鋒医療科技(2675/HK)が9.1%高、北京天星医療(1609/HK)が5.8%高で前場取引を終えた。
 半面、半導体セクターはさえない。上海天数智芯半導体(9903/HK)が8.5%、華虹宏力半導体(1347/HK)が6.4%、蘇州納芯微電子(2676/HK)が4.5%、中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が3.4%ずつ下落した。
 本土マーケットは4日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.19%安の3859.69ポイントで前場取引を終了した。半導体が安い。医薬、不動産、消費なども売られた。半面、資源・素材は高い。インフラ関連、金融、公益、自動車も買われた。

(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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