11日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比32.50ポイント(0.82%)安の3934.09ポイントと6日ぶりに反落した。
 利益確定売りが先行する流れ。
上海総合指数は前日まで5連騰し、足もとでは7月14日以来、約1カ月ぶりの高値水準を回復していた。売り圧力が意識された格好だ。外部環境の不透明感も重し。ホルムズ海峡の運航再開に向けた交渉が停滞し、原油相場の上昇も続いている。
 もっとも、下値を叩くような売りはみられない。中国経済対策の期待感が支えだ。先週公表された7月の月次経済統計で内需の弱さが示される中、当局は経済対策を急ぐとの見方が広がっている。複数のブローカーが、10月までに金融緩和や追加の刺激策が打ち出されると予想した。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、産金・非鉄の下げが目立つ。赤峰黄金(600988/SH)が7.8%安、紫金鉱業集団(601899/SH)が6.4%安、中金黄金(600489/SH)が6.3%安、洛陽モリブデン(603993/SH)が7.8%安、廈門タングステン業(600549/SH)が5.9%安、江西銅業(600362/SH)が5.2%安で引けた。
 宇宙・軍需産業株も安い。衛星開発・運用の中国衛星(600118/SH)が8.1%、衛星・ロケット用システムの航天時代電子(600879/SH)が5.6%、航空製品の中国航発航空科技(600391/SH)が2.6%、監視レーダーなど電子機器メーカーの四創電子(600990/SH)が2.3%、軍用電子機器の中国海防(600764/SH)が2.0%、航空用エンジンメーカーの中航動力(600893/SH)が1.9%、弾薬・ロケットの長城軍工(601606/SH)が1.5%ずつ下落する。
ハイテク株、消費株、自動車株、不動産株、保険・証券株なども売られた。
 半面、医薬株は物色される。哈薬集団(600664/SH)と甘李薬業(603087/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、貴州三力製薬(603439/SH)が7.9%高、康美薬業(600518/SH)が5.1%高で取引を終えた。公益株、エネルギー株、銀行株も買われた。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.40ポイント(0.14%)安の282.10ポイント、深センB株指数が2.64ポイント(0.22%)安の1170.61ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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