12日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前日比12.58ポイント(0.32%)高の3946.68ポイントと反発した。
 押し目買いが優勢となる流れ。
中国の内需不振が懸念される中、当局が追加の支援策を打ち出すとの観測が改めて意識された。直近では複数のブローカーが、10月までに金融緩和や追加の刺激策が打ち出されると予想している。また、昨夜の米株市場で半導体株が買われたことも追い風だ。
 ただ、上値は限定的。原油高や、米金利動向が気がかりだ。ホルムズ海峡の運航再開が見通せない中、11日のNY商品取引所では、WTI原油先物が前日比1.3%高の83.20米ドル/バレルと4日続伸し、7月31日以来の高値を付けている。経済の下押し要因となると懸念された。一方、米国では、米連邦準備理事会(FRB)が金融政策の方向を決める上で重要視する7月の米消費者物価指数(CPI)が12日、同月の米卸売物価指数(PPI)が13日に公表される予定。内容次第では、早期利上げ観測が再び浮上する可能性もある。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。プリント基板(PCB)大手の深セン市景旺電子(603228/SH)やスマートシティ関連の雲賽智聯(600602/SH)、通信機器製造・販売の江蘇永鼎(600105/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、銅張積層板メーカー世界大手の広東生益科技(600183/SH)が5.9%高、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が3.3%高、光ファイバー・ケーブルの江蘇亨通光電(600487/SH)が2.9%高、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が2.7%高で引けた。ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体製造装置大手の中微半導体設備上海(AMEC:688012/SH)が4.9%高。
主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は1.6%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
 不動産株も物色される。新城控股集団(601155/SH)が10.0%(ストップ)高、緑地HD(600606/SH)が3.8%高、金地集団(600383/SH)が3.6%高、中華企業(600675/SH)が3.1%高、京能置業(600791/SH)が3.0%高で取引を終えた。インフラ関連株、素材株、保険・証券株、消費株、自動車株も買われた。
 半面、石油・石炭株はさえない。中国石油天然気(601857/SH)が3.6%、中国海洋石油(600938/SH)が2.5%、中石化石油工程技術服務(600871/SH)が2.2%、陝西煤業(601225/SH)が2.8%、中国神華能源(601088/SH)が1.4%、中国中煤能源(601898/SH)が1.3%ずつ下落した。公益株、医薬株、銀行株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.95ポイント(0.34%)高の283.05ポイント、深センB株指数が6.93ポイント(0.59%)高の1177.54ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
編集部おすすめ