週明け17日の中国本土マーケットは、主要指標の上海総合指数が前営業日比55.48ポイント(1.41%)高の3982.65ポイントと続伸した。7月10日以来、1カ月超ぶりの高値水準を回復している。

 中国の政策に対する期待感が高まる流れ。足もとで低調な経済統計の発表が続く中、当局は経済対策を急ぐとの見方が続いている。週末に報告された7月の金融統計に関しては、人民元建て新規融資額が予想以上に減少し、過去最大の減少幅を記録。マネーサプライ(通貨供給量)M2の伸びも予想を下回った。中国政府が先端技術の国産化に注力していることも改めて意識される。市場関係者の間からは、政府は経済成長の軸足を人工知能(AI)・半導体産業に移すとの観測で、関連銘柄に投資マネーが流入しているとの声も聞かれた。
 一方、中国本土ではきょう17日(日本時間午後4時ごろ)、7月の月次経済統計が集中して公表される。最新の市場コンセンサスでは、小売売上高が持ち直す一方、鉱工業生産は鈍化し、年初来の固定資産投資や不動産投資は縮小率が拡大すると予想されている。なお、きょうの統計発表時間については、これまで午前10時(日本時間11時)が通例だったが、午後に変更された。中国では17日午前10時から、北京市の人民大会堂で江沢民・元国家主席の生誕100周年記念行事が開催されたため、その影響とみられる。(亜州リサーチ編集部)
 業種別では、ハイテクの上げが目立つ。半導体材料の有研新材(600206/SH)と銅張積層板メーカーの浙江華正新材料(603186/SH)がそろって10.0%(ストップ)高、半導体の封止・検査で中国首位の江蘇長電科技(600584/SH)が9.1%高、フラッシュメモリー中国大手の北京兆易創新科技(603986/SH)が6.4%高、光ファイバーケーブルの長飛光繊光纜(601869/SH)が6.0%高、電子部品メーカー大手の環旭電子(601231/SH)が4.9%高、産業向けIoT事業の富士康工業互聯網(601138/SH)が3.1%高で引けた。
ほか、ハイテク・スタートアップ企業向け市場「科創板」では、半導体設備メーカーの深セン中科飛測科技(スカイバース・テクノロジー:688361/SH)が13.7%高。主要50銘柄で構成される「上証科創板50成分指数(Star50)」は4.1%高と他の主要指数をアウトパフォームした。
 非鉄・産金株も高い。江西銅業(600362/SH)が7.0%、洛陽モリブデン(603993/SH)が3.7%、中国アルミ(601600/SH)が3.0%、中金黄金(600489/SH)が5.0%、紫金鉱業集団(601899/SH)と山東黄金(600547/SH)がそろって2.6%ずつ上昇した。インフラ関連株、海運株、自動車株、不動産株、保険・証券株、医薬株、エネルギー株なども買われている。
 半面、酒造・食品株は安い。山西杏花村フェン酒(600809/SH)が3.7%、貴州茅台酒(600519/SH)が3.6%、舎得酒業(600702/SH)が2.5%、仏山市海天調味食品(603288/SH)と内蒙古伊利実業集団(600887/SH)がそろって1.1%ずつ下落した。銀行株、公益株も売られている。
 外貨建てB株相場は、上海B株指数が0.45ポイント(0.16%)安の281.58ポイント、深センB株指数が2.68ポイント(0.23%)安の1173.01ポイントで終了した。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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