今注目のアプリ、書籍をレビュー

0

衝撃のどんよりドラマ「明日の約束」タイトルにも恐ろしい仕掛けが…だけど観る、逃げちゃいけない気がする

2017年10月24日 09時45分 ライター情報:沢野奈津夫
10月17日にスタートしたフジテレビ系ドラマ「明日の約束」(カンテレ)。その設定から「丸子実業いじめ自殺事件」を想起せずにはいられない。

そこで1話を見る前に、事件の真相に迫った福田ますみの著書『モンスターマザー』を読んでみた。これがまた、まぁどんよりとしてしまう話だ。自分で息子を自殺させたモンスターマザーたった1人の身勝手な言動により、事件がドンドン複雑になり、日本中に拡がってしまう。

“保護者と学校”という絶対的な立場の違い、さらには“1つの命が失われている”という事実が、学校側の行動力を弱め、モンスターマザー側の勢いを強める。読んでいて「これ、どうしたらいいんだよ」と自然と溜め息が出てしまう事件だ。

けっこう違うじゃん!


しかし、公式ホームページを見た感じ、「明日の約束」と『モンスターマザー』はかなり違う。モンスターマザーが原因で1人の不登校の高校生(圭吾・遠藤健慎)が自殺してしまうという根幹は一緒だが、取り巻く環境、登場人物が全然違うのだ。

『モンスターマザー』には、スクールカウンセラーの日向(井上真央)なんて存在しない。日向には本庄(工藤阿須加)という恋人の存在までいて、恋愛要素まである。さらには、モンスターマザーの吉岡真紀子は、仲間由紀恵なので超美人。文章から想像させるモンスターマザーとはイメージがまるで違う。

メインの舞台は学校なので、若い美形の女優・俳優がたくさん出演する。これなら『モンスターマザー』ほどの重い話にはならなそう。そりゃそうだ、“ノンストップホラーノンフィクション”という世にも恐ろしいアオリ文句が付いてしまうような実話を、そのまんまプライム帯で放送するわけがない。

モンスターマザーが2人もいる


だが、第1話を観てしまうと、「明日の約束」が『モンスターマザー』より重くないとは言い切れない。

日向の母親・尚子(手塚理美)は、日向の行動をきつく縛り続け、29歳の娘の恋愛を見守ることができない過干渉な毒親。なんと、モンスターマザーが2人もいるのだ。

モンスターマザーという稀有な存在が、2人もいることでリアリティは少し薄れるが、ストーリー性は、より複雑になっていくことが想像出来る。おそらく真紀子と尚子の対比、板挟みで日向が苦しめられていく展開になるのだろう。

3人いた


日向が、圭吾の不登校問題と真紀子の学校非難に頭を悩ませている中、圭吾が所属するバスケ部のマネージャー希美香(山口まゆ)が万引きで捕まってしまう。

ライター情報

沢野奈津夫

サッカー、漫画、食べ物、子持ち、ブサヘア、元芸人。

URL:Twitter:@natsuo_sawano

「衝撃のどんよりドラマ「明日の約束」タイトルにも恐ろしい仕掛けが…だけど観る、逃げちゃいけない気がする」のコメント一覧 0

コメントするニャ!
※絵文字使えないニャ!