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吉高由里子「正義のセ」新米検事が朝ドラヒロインっぽい、広瀬アリスが妹役、見どころ考察してみた

2018年4月18日 09時45分 ライター情報:近藤正高
今月11日からスタートした日本テレビの水曜ドラマ「正義のセ」(夜10時~)。原作は、テレビで活躍するとともにエッセイや週刊誌の連載対談などでも知られる阿川佐和子(昨年はTBSの日曜劇場「陸王」に俳優として出演した)の同名小説シリーズだ。
今回のドラマの原作となる阿川佐和子の『正義のセ』シリーズ第1巻「ユウズウキカンチンで何が悪い!」(角川文庫)。なお、ドラマでは当初、支部長役を大杉漣が演じる予定だったが、急逝したため、寺脇康文が代役に抜擢された

朝ドラ経験者が目立つ出演陣


ヒロインの竹村凛々子(吉高由里子)は2年目の検事。この春から横浜地検の港南支部に配属された。それまでの1年間は大阪に赴任していたので、航空会社勤務の彼氏・中牟田優希(大野拓朗)とは長距離恋愛を続けてきた。先週放送の第1話の冒頭では、その彼と久々に横浜でデートするため、うきうきしながら待ち合わせ場所に向かっていたところ、ひったくりに遭い、約束はふいになる。転任先での最初の勤務の前日だった。

このとき、デートに向かう凛々子のファッションに説明のテロップが入っていたのが、一昨年に同じ水曜ドラマの枠で放送された「地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子」を彷彿とさせた。「校閲ガール」とは同じく働く女性を主人公にしている点でも共通する。ただし、「校閲ガール」が校閲という一般にはなじみの薄い仕事をとりあげたのが新鮮だったのに対し、「正義のセ」のヒロインは検事とドラマではすでにおなじみの職業だ(しかも「HERO」という大ヒット作もある)。そこをどう料理してくれるのかは、今回のドラマのみどころのひとつといえる。

それにしても、本作のキャストにはなぜか朝ドラに出ていた俳優が多い。主人公・凛々子役の吉高由里子からして「花子とアン」(14年)のヒロインだし、事務官・相原役の安田顕は「瞳」(08年)、同じく事務官・榎戸役の夙川アトムおよび凛々子の父役の生瀬勝久は「べっぴんさん」(16年)、母役の宮崎美子は「ごちそうさん」(13年)、支部長・梅宮役の寺脇康文は「おひさま」(11年)、同僚の検事・徳永役の塚地武雅は「まれ」(15年)と、やはりここ10年以内に朝ドラ出演経験がある。さらに凛々子の彼氏と妹役をそれぞれ務める大野拓朗と広瀬アリスは、先月まで放送されていた「わろてんか」にいずれも芸人役で共演していたのが記憶に新しい(偶然にも、同作での広瀬の役名と今回の吉高の役名はどっちもリリコだ)。

「正義のセ」にかぎらず、4月期のドラマのキャストには朝ドラ出身者が多いとは、当エキレビ!でもおなじみのライターの木俣冬さんも指摘している(「dmenu映画」2018年4月10日)。

ライター情報

近藤正高

ライター。1976年生まれ。エキレビ!では歴史・科学からドラマ・アイドルまで手広く執筆。著書に『タモリと戦後ニッポン』(講談社現代新書)など。愛知県在住。

URL:Culture Vulture

コメント 2

  • 匿名 通報

    ありきたりなドラマで、なぜ今やるの?って思った。

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  • 匿名さん 通報

    出演者の魅力で良いドラマになるのではないか。吉高さんは女性にも人気があるんでしょう。

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