清野菜名と松坂桃李が14日、都内で開催された映画『耳をすませば』公開初日舞台あいさつに出席。2人が青春時代の甘酸っぱいエピソードを打ち明ける一幕があった。
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本作は、柊あおいが1989年に発表し、ジブリによるアニメ映画版も大ヒットした同名漫画を実写映画化。読書好きな月島雫とチェリストになる夢を抱く天沢聖司の中学生時代の甘酸っぱい青春時代に加え、完全オリジナルの10年後の物語も描く。イベントには、山田裕貴、内田理央、安原琉那、中川翼、荒木飛羽、住友沙来、平川雄一朗監督も登壇した。
大人になった雫を演じた清野は、会場からの温かい拍手を受け「ようやく公開されたんだととてもホッとしています」と安堵した表情を見せ、「本当にワクワクしていますし、皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」とあいさつ。聖司役の松坂も「本当に長い道のりでした。ようやく皆さんに届けられることうれしいです」と感極まった表情を見せた。
お気に入りのシーンを聞かれ、清野は「雫と聖司くんが一緒に『翼をください』を演奏したシーン」と答え、「撮影に入る前から私は歌を、聖司くんはチェロをたくさん練習してきたので、思い入れもすごくあって。実写ならではのステキなシーンになったと思います」と感慨深い様子で説明。松阪も同シーンを「練習の成果を一番出さないといけないシーンだったので、変な緊張感がありましたね。刺激的ないいシーンになりました」と回顧した。
そして、キャスト陣が青春時代のエピソードを打ち明ける一幕も。清野は「甘酸っぱいというよりは青々していた」と前置きし、「体を動かすことが好きで、高校生の頃毎日夜公園に行って後ろ回し蹴りを練習してました」と苦笑いしながら告白。
松坂は中学生の時、部活のメンバーで夏休みに花火をしていた際、ロケット花火が怖い人のところに飛んでいったと話し、「追いかけられて逃げたんですけど、一人が捕まってその後にみんなで一斉に土下座して謝りました。それは青春でしたね」と懐かしそうな表情で打ち明けていた。
イベントでは、原作者の柊から賛辞と感謝のメッセージも到着。それを受け、清野は「本当に光栄。演じた雫は前向きな女の子で、この役を通して私もとても勇気を頂いた。演じられて、本当に幸せで感謝しかないです」と感激していた。