俳優ティム・ロビンス&女優スーザン・サランドンの息子であるマイルズ・ロビンスと、俳優アーノルド・シュワルツェネッガーの息子パトリック・シュワルツェネッガーが共演するスリラー映画『Daniel Isn’t Real(原題)』が、邦題を『ダニエル』として2021年2月5日より公開されることが決定した。

【写真】イケメン! シュワちゃんの息子パトリック・シュワルツェネッガー

 本作は、内気で繊細な青年と、圧倒的カリスマ性を持つ“空想上の親友”という、両極にある二人の恐ろしくも美しい関係を描いた異色スリラー。

製作を手掛けたのは、映画『ロード・オブ・ザ・リング』などで知られる俳優イライジャ・ウッド。2010年に制作会社を設立して以来、個性的な作品を精力的に製作しているイライジャは、今や映画ファンからもプロデューサーとして一目置かれる存在となっている。監督・脚本は、Netflix映画『ホリデイズ』(2016)などを手掛け、次世代のスリラー&ホラーの担い手とされるアダム・エジプト・モーティマー。

 本作のタイトルでもある「ダニエル」とは、主人公ルークにしか見えない“空想上の親友(イマジナリー・フレンド)”。幼少期のある事件をきっかけにその存在を封印していたルークだったが、時が経ち孤独と不安に苛まれたことで、長年の封印からダニエルを呼び起こす。カリスマ性あふれる美青年の姿で現れたダニエルの助言によって、ルークの生活は一変。何もかもが順調に進み、やがてダニエルが必要なくなっていく。しかしダニエルはそれを許さず、次第にルークの精神を支配しようと動き出す。果たしてダニエルの目的とは。彼は一体何者なのか。

 主人公ルーク役は、映画『ショーシャンクの空に』のティム・ロビンスと『デッドマン・ウォーキング』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したスーザン・サランドンを両親に持つ俳優マイルズ・ロビンス。ダニエルに翻弄され自己喪失していく役どころを熱演し、第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭で男優賞を受賞。
初主演映画にして高い評価を集めた。

 妖しくも美しいダニエル役には、アーノルド・シュワルツェネッガーの息子であるパトリック・シュワルツェネッガー。端正な顔立ちながら、“シュワちゃん”の面影も感じさせる親しみやすさで注目を浴びるパトリックが、本作でこれまでのさわやかなイメージから一変、妖艶さ漂う謎多き“空想上の親友”役に挑戦。美しさの中に狂気を感じさせるキャラクターを演じ新境地を見せている。

 先が読めないストーリー展開が評判となった本作。狂乱のクライマックスを迎える二人を演じ切った、マイルズとパトリックの熱演に注目したい。

 映画『ダニエル』は2021年2月5日より全国公開。

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