たとえば私は頭痛持ちなので市販の鎮痛剤に大変お世話になっているが、最近あまり効かないことも多い。そんなときはつい、指定の用量以上を飲みたくなってしまうが……。本当はどうすればいいのだろう?
そこで市販薬に詳しい専門家の方に話をきいてみることに。市販薬は飲み過ぎると効かなくなるんですか?
「はい、一般的な市販薬は体にとって異物だと認識されます。そのため体は防御反応を示し、肝臓などで解毒しようとします。こうした代謝のサイクルは、一度行われると体が覚えてしまいます。そのため同じ薬を飲み続けると、薬が本来の効果を発揮する前に早々に分解されてしまい、効きにくくなります」
つまり、こうした“慣れ”は、いろいろな市販薬で起こりうるということだ。
それなら用量を増やせばいいのでは?
「それはNGです。薬には副作用があります。たとえば胃が荒れたり、眠気を誘ったり……。ですから用量以上の薬を飲むのは危険です。また薬が効かない理由は、必ずしも“慣れ”とは限りません。ほかに重大な病気が潜んでいる可能性もあります」
規定の用法・用量を守っても効果が見られないときは、医師に相談するのが鉄則だという。
「そもそも市販薬は“頭が痛いとき”や“風邪をひいたとき”など、特定の症状が出ているときにだけ飲むものであって、常用するものではありません」