最近、全国各地でパンケーキが大人気だ。
続々とパンケーキのお店がオープン。
行列必至、2時間待ちのお店でも客足が絶えない人気っぷり。

ところでパンケーキとは、小麦粉に砂糖や塩、膨張剤を入れて焼いたもの。ホットケーキも同じ製法だが、この二つの差は一体何なのだろうか。

そもそも、海外では「ホットケーキ」といわず「パンケーキ」と呼ぶことが多い。
日本でも明治時代、最初に紹介されたのはパンケーキ表記だったそう。

ホットケーキミックス粉だけでなく、パンケーキミックス粉を販売している森永製菓さんに違いを伺ったところ「二つの差は特にはありません」というお答え。
ただし森永さんの見解では、「当社のアンケート調査では、パンケーキは甘くなく食事向き、ホットケーキは甘いおやつであるとお客様が感じていることが分かりました」ということで、森永さんでは、

【ホットケーキ】
小麦粉、卵、牛乳、砂糖などを混ぜて、フライパンで円形に焼いたもの。甘くて、厚みのあるもの

【パンケーキ】
ホットケーキと比べて甘味をおさえ、食事に合うような品質に
砂糖は使っておらず、水だけで作れるところも特徴
※砂糖は不使用だが水あめなどが入っているのでホットケーキほどではないものの、少々の甘みあり

という違いを出しているそうだ。

この見解はお店によってもバラバラで、実際にホットケーキとパンケーキ、その両方を出しているお店に伺っても「パンケーキは薄く、ホットケーキは厚め。そんな風に区分してます」など、厳格な違いはなさそうである。

説明書通りに作ってももちろん美味しいが、ホットケーキミックスを使ってスポンジケーキを作ったりドーナツを作ったり。
パンケーキミックスなら、焼いたものに野菜やソーセージを挟んでちょっと変わったサンドイッチにしたりなど、いろいろとアレンジして楽しめる。


ちなみに、森永さんは9月9日は”親子でCOOK(くっく)の日”、と日本記念日協会に申請。実際、2008年に認定されて記念日となった。
これは親子で楽しくクッキングをし、調理する楽しさを再発見して貰いたい。という思いをこめて作られた日のこと。
特にイベントなどは予定されていないそうだが、今年の9月9日は、日曜日。
小さな子供でも簡単に、一緒に作れるホットケーキ、パンケーキなどで親子水入らずを楽しむのもおすすめ。

最近はバームクーヘンやフレンチトースト、ラスクといった何だか懐かしいお菓子が流行っていた。
ホットケーキ、パンケーキもやっぱりどこか懐かしい。こんな甘くて懐かしい味わいで、ホッと一息ついてみては。
(のなかなおみ)
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