受験勉強といえば、昔は「夜型学習」のイメージが強く、母親の夜食作りなどが定番だった。しかし最近では、朝のほうが効率的に学習できる、午前中の試験で力を発揮できる、学習に不可欠な朝食を食べる習慣が身に付くといった「朝型学習」の効用が知られるようになり、母親たちの関心も高まっている。
先日、都内で、受験生の母親を対象に「朝勝つ講座」が開催された。ネスレの出張料理教室『ウエルネスキッチン』の実績を活かして実施されたもので、朝型学習や朝食の重要性について学ぶ、いわば「母親たちの受験勉強」。受験生を持つ母親が朝にするべき2つのことが明らかになった。
まずは、学習塾大手、市進学院町田教室の関口佳彦教室長が「朝勝つ学習法」を伝授。関口さんによれば、朝の勉強時間は、集中力の限界である15分を2、3セットが目安。フィットネス感覚に気軽にやるのがポイントで、場所はリビングが最適。なにかと忙しい朝、子どもの手は離しつつも、目は離さない。見張るのではなく、一緒に動く気持ちで、子どもの学習時間と保護者の家事をうまく連動させるとよいそうだ。
続いて、ネスレ日本株式会社のウエルネスコミュニケーション室長で農学博士の福島洋一氏が「朝勝つ栄養学」を講義。実際に朝食をとる子どものほうが学力テストの成績がよく、さらに体力があがるというデータも紹介した。そもそも英語で朝食を意味する「breakfast」は、断食(fast)を終わらせる(break)という意味。朝食とは、まさに夜間に枯渇した、脳とからだに必要なエネルギーを注ぎ、1日の活動をスムーズにスタートさせる重要な役割を担っているそう。