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シン・ゴジラに観客が「リアリティ」を感じるのは何故か?

ライター・編集者の飯田一史さんとSF・文芸評論家の藤田直哉さんの対談。前編中編に続いて映画『シン・ゴジラ』について語り合います。ネタバレあり。

「リアリティ」を生むための技法


シン・ゴジラに観客が「リアリティ」を感じるのは何故か?
(C)2016 TOHO CO.,LTD.

藤田 ところで、「政治」が描けていない、という批判も見かけました。むしろそこが「リアル」という意見が多いので意外だったんですが、これをちょっと引いて考えてみたいんです。
 政治家や官僚や学者が活躍するものは、実際の様子を知っている人が少ないので、リアリティあるのかないのかを判断するのが難しいんですよね。当人たちや、取材をよっぽどしている人以外には、「リアルかリアルじゃないか」を判断する根拠となる経験が存在していないはずなんですよ。では、何を準拠にリアルを判断しているのか。
 そう考えると、その「リアルさ」は、実際に経験した現実との素朴な対応で判断されているのではなくて、映画が生み出している「効果」だと考えたほうがいいですよね。その「効果」を生んでいるのは何か、と分析していくほうが実りがありそうな気がします。

飯田 「○○が描けている/描けていない」って主観だからね。みんなが自分の主観を言えばいいだけの話だと思う。それしかわからないし。リアルとリアリティは違うし、フィクションは後者を追求するものです。観客に「本当っぽさ」を感じさせればよく、何をもって「本当っぽく」感じるかはもちろん受け手のリテラシー、ふだん触れている情報量に拠る。ポンプ車だって建設業の人たちは「あんなに便利に動かない」って言ってたけど、そりゃその道のプロからしたらそれぞれ何かしら「違和感ある」でしょう。でもそうじゃない人がみて「こういう感じなのかも」と思わせられたら十分ですよ。専門家だけが観る作品じゃないんだもの。

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    「シン・ゴジラに観客が「リアリティ」を感じるのは何故か?」の みんなの反応 1
    • かつぽんだ 通報

      藤田さんって、子供っぽくないですか?もちろん、悪い意味で。

      4
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