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泣いた「いだてん」26話「人見絹枝物語」。でももっと純粋に感動できたのではないかと思わなくもない

果たして、人見はその期待に応えてメダルを日本へ持ち帰る。人見だけではない、三段跳びでは織田幹雄(松川尚瑠輝)が日本勢初の金メダルを獲得、水泳では鶴田義行(大東駿介)が200メートル平泳ぎで金、800メートルリレーが銀、高石勝男(斎藤工)が100メートル自由形で銅とメダルラッシュとなり、水連理事の田畑を歓喜させる。

人見死すとも、その遺志は受け継がれる


帰国後、人見はラジオ放送で、かつてシマが手紙で「あなたに対する中傷は世界へ出れば賞賛に変わるでしょう」と励ましてくれたことを明かす。そして実際そのとおりであったと、「だからみなさん勇気を出して走りましょう、跳びましょう、泳ぎましょう。日本の女性が世界へ飛び出す時代がやって来たのです」と、女性たちに向けて訴えかけた。それとあわせ、このころ和歌山の高等小学校の生徒だった一人の少女が力泳する姿が映し出される。のちにオリンピックで活躍する前畑秀子(上白石萌歌)だ。

第26話のラストでは、アムステルダムから帰国した人見がメダルを持って二階堂を再訪する。このとき、「次は結婚ね」と言う二階堂に、人見は「もう少し走ります。私は走るのが大好きです。私の走る姿を見て勇気づけられる人がいるかぎり、私は世界中を駆け巡ります」とほほ笑みながら応えると、出された洋菓子のシベリアをほおばった。窓の外からダンスの音楽が聴こえ、いつしか人見も後輩たちのダンスの輪に加わる。そんな楽しげな様子に、「3年後、人見絹枝は24歳の若さでこの世を去ります」と美濃部孝蔵(森山未來)のナレーションがかぶせられ、「人見絹枝物語」は幕を降ろす。あまりに早すぎる死ではあったが、それでも彼女の遺志はさらに後進へと引き継がれていくことを示唆する、そんな締めくくりだった。

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    「泣いた「いだてん」26話「人見絹枝物語」。でももっと純粋に感動できたのではないかと思わなくもない」の みんなの反応 4
    • 匿名さん 通報

      このあと、人見絹枝が、若くしてあっけなく亡くなるのを聞いて、ぐっときました。

      8
    • 匿名さん 通報

      スポーツの政治利用は、ロシア、中国、韓国を始め世界各国がやってることですからね。日本を批判するなら、まず、世界各国を批判すべきですね。

      4
    • 匿名さん 通報

      国際共通のあることを批判するなら、他国ではなく、まず自国の批判から、足下から始めなければ、何も変わらない。変えたいことがあるのなら、先ず身近な所から始めるのは順当です。

      3
    • 匿名さん 通報

      とてもいい回で見入ってしまいましたが、感動するのはまだ早いでしょう。だって宮藤官九郎の脚本だもの。途中いろいろ翻弄されて、結局最後ですよ。年末の大詰めまでは普通に見ますよ。

      2
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