中国メディアの快科技は11日、大手自動車メーカー10社の利益を合計しても車載電池大手の寧徳時代新能源科技(CATL)1社に及ばないとする記事を掲載した。
記事によると、第1四半期(1~3月)の大手自動車メーカー10社の親会社株主に帰属する純利益は計174億9700万元(約4024億3100万円)だったのに対し、CATLは207億3800万元(約4769億7400万円)だった。
第1四半期のCATLの売上高は前年同期比52.45%増の1291億3100万元(約2兆9700億1300万円)、親会社株主に帰属する純利益は同48.52%増の207億3800万元。
上場自動車メーカー10社の売上高は計5700億元(約13兆1100億円)超とCATLの4.4倍だが利益は大きく下回った。乗用車業界全体の売上高利益率はわずか3.2%と川下産業の平均水準を大きく下回った。
自動車メーカー間の差異も同様に激しかった。第1四半期の比亜迪(BYD)の売上高は1502億2500万元(約3兆4551億7500万円)、親会社株主に帰属する純利益は40億8500万元(約939億5500万円)、販売台数は70万500台だった。
奇瑞汽車(Chery)と吉利汽車(Geely)は初めて利益面でBYDを上回った。奇瑞の売上高は658億7000万元(約1兆5150億1000万円)、親会社株主に帰属する純利益は41億7000万元(約959億1000万円)で、自動車メーカー10社の利益ランキングで首位となった。吉利の売上高は837億7600万元(約1兆9268億4800万円)、親会社株主に帰属する純利益は41億6600万元(約958億1800万円)、販売台数は70万9400台だった。
上海汽車集団(SAIC)の売上高は1385億2000万元(約3兆1859億6000万円)、親会社株主に帰属する純利益は30億2600万元(約695億9800万円)。賽力斯(Seres)の売上高は257億5000万元(約5922億5000万円)、親会社株主に帰属する純利益は7億5400万元(約173億4200万円)だった。
自動車メーカーの利益圧迫は、新エネルギー車購入税の非課税から5%課税への変更による販売への影響や、銅、アルミニウム、半導体など原材料価格の高騰、メーカー間の値下げ競争、為替レートの変動などの要因が複合的に作用した結果だ。産業チェーン構造から見ると、「自動車販売は電池販売に及ばない」という現象は、新エネルギー車産業チェーンにおける利益分配の深刻な不均衡を反映している。











