2026年5月3日、中国のポータルサイト・捜狐に「呪術廻戦≡(モジュロ)」の最終3巻発売記念スペシャルPVを「新作アニメ始動」と勘違いしたファンが相次ぎ、ネット上が騒然としたと紹介する記事が掲載された。

記事は、「先月30日、MAPPAが公開した30秒のアニメPVが、世界中のファンを騒然とさせた。

映像が始まった瞬間、事情を知るファンほど息をのんだ。滑らかなアクション、中国の映画監督・チャン・イーモウ(張芸謀)氏を思わせる映像演出、そしておなじみの声優陣による熱演。どう見ても新作アニメ始動の流れにしか見えなかった。しかし実際には、これは『呪術廻戦』の外伝漫画『呪術廻戦≡』最終巻のために制作された本格的なプロモーション映像にすぎなかった。同時に、莫大(ばくだい)な制作力を持つMAPPAが軽々と実力を見せつけた映像でもあった」と述べた。

そして、「『呪術廻戦≡』は『呪術廻戦』の公式スピンオフ品である。総監修は引き続き原作者・芥見下々氏が担当し、作画は『暗号学園のいろは』の作画を務めた岩崎優次氏が担当した。昨年9月8日より『週刊少年ジャンプ』で短期連載され、今年3月9日に完結。全25話、単行本全3巻で構成されている。物語の舞台は本編完結から68年後の2086年、いかにも特撮作品的な設定である。自ら『シムリア星人』と名乗る宇宙船が地球へ飛来し、封印術を操る異星の呪術師たちが降り立つ。その外交交渉役として登場するのが、乙骨憂太(おっこつゆうた)と禪院真希(ぜんいんまき)の子孫である真剣(つるぎ)と憂花(ゆうか)の兄妹だ」と説明した。

また、「呪術師と宇宙人の対立といっても、単純な異種バトル作品ではない。知略、呪術推理、そして過去の因縁による緊張感によって物語を積み上げられた『呪術廻戦』シリーズらしい構成である。今回MAPPAが手掛けた映像は、表向きは最終3巻発売記念スペシャルPVではあるが、映像クオリティー、コンテ演出、スタッフ陣を見れば、完全にテレビアニメ本編クラス、むしろ劇場版級であった。本PVの監督は、劇場版『チェンソーマン レゼ篇』で原画制作に深く関わり、特に高密度な戦闘シーンで知られる宮川駿氏が務め、本PVでも寄り引きを生かしたカメラワークや、現場の呼吸感を感じさせる演出が随所に見られ、ネット上では『高予算OVAを見ているようだ』と評された」とした。

さらに、「声優陣も豪華である。主人公の乙骨兄妹には、虎杖悠仁(いたどりゆうじ)役の榎木淳弥と真人(まひと)役の島崎信長が起用された。ファンからは『たとえ外伝漫画の短編PVにすぎなくても、虎杖の一言を聞いただけで胸が締め付けられた』との感想も寄せられた。加えて『MAPPA、もう劇場版として発表してくれよ。隠さなくていいだろ!』『30秒でここまで熱くなるのか。原画だけ見せて焦らしてるのかよ』『乙骨兄妹の設定が独特すぎる。本編ラストすらまだアニメ化されてないのに!』との反応も寄せられ、当然のように『アニメ化決定』だと受け取るファンが多かった。しかし実際には単行本最終巻の販促映像だと分かり、落胆と称賛の声が同時に噴き出した。

一方で、本編アニメの超高速展開を期待し始める声もあった」とした。

そして、「テレビアニメ『呪術廻戦』本編は、すでに第4段階へ突入し、次章『死滅回游 後編』の放送が控えているが、具体的な放送時期はまだ発表されていない。しかし商業的観点から見れば、今回のPVは権利側と制作側による、最も熱量が高く、かつ低コストな先行プロモーションだったと言える。これはスピンオフ作品アニメ化への市場テストなのか、それとも本編再始動への前哨戦なのか。日本メディアの一部では『MAPPAは現在、本編第4期後編を制作中であり、今回のPVは『呪術廻戦≡』アニメ化への反応を見る試験的公開である可能性が高い』と報じられている。ただ、どのような意図であろうと『もうそのまま劇場版にしてくれ』との声が相次いだことで、本PVは、極めて高い宣伝効果を生んだ映像となった」と結んだ。(翻訳・編集/岩田)

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