2026年5月6日、台湾メディアの自由時報は「日本の税関が台湾人に特別対応か、『一部の人たちのせいで大迷惑』」と題した記事を掲載した。

記事は、「日本はこれまでずっと台湾人にとって海外旅行先の第一候補だったが、最近になって『日本の空港の税関が台湾から来た旅行客を特別に警戒しているように感じる』という声が上がり、ネット上で大きな議論を呼んでいる」とし、SNS・Threads(スレッズ)の投稿を紹介した。

投稿者は、富山空港に到着した際に別室へ連れて行かれたと明かし、「これまで何度も日本へ入国してきたが、このような経験は初めてだった」と振り返った。荷物検査だけでなく身体検査や靴を脱いでの確認まで行われ、税関職員は紙を見せながら、ヘロイン、コカイン、大麻などの薬物を所持していないか繰り返し質問してきたという。

投稿者は、その場ではまったく状況が理解できず、ただ日本へ旅行しに来ただけで、これまでこのような「特別対応」を受けたことはなかったため、何か問題に巻き込まれたのかと思ったという。そして、これは単なる「ランダム検査」なのか、それとも最近の取り締まりが厳しくなっているのか疑問に感じたそうだ。

この投稿にネットユーザーからは「理由なんて明白だ。少し前に台湾の高齢者が大量の麻薬を日本へ持ち込んだからだ」「最近、台湾人による大量の麻薬密輸が相次いでいるから。前に問題を起こした人たちのせいで、後に行く人が迷惑を被っている」「台湾人が薬物を持ち込もうとして摘発された事件が多い。この警戒態勢はしばらく続くだろう」とのコメントが寄せられた。

また、「1人で日本へ行く人は特に目を付けられやすい。ゾンビたばこを密輸した台湾人女性が捕まったせいだ」「ろくでもない連中が麻薬を日本へ持ち込んだせいで、一般の台湾人まで巻き添えになっている」「ろくでもない50代のおかげで、日本の税関が台湾人を警戒するようになった」とのコメントも寄せられたという。

ネットユーザーらが言及しているのは、先月起きた一連の事件。4月11日に東京・羽田空港の税関で、台湾人の林(リン)容疑者が預け荷物の中に新型薬物「エトミデート(俗称:ゾンビたばこ)」を含む液体を所持していたことが発覚した。

16日には、50歳の台湾人・劉(リウ)容疑者が羽田空港で、エトミデート粉末を詰めた4枚のジッパー付き袋を隠し持っていたとして摘発された。総重量は4キロ超で、日本におけるゾンビたばこの密輸事件としては過去最大量だったという。

さらに19日にも、同じく羽田空港で64歳の台湾人・陳(チェン)容疑者が、液体状のエトミデートを「ココナッツオイル」と表示された複数のボトルに小分けして隠し持ち、税関検査を逃れようとしていたとして逮捕されている。(翻訳・編集/岩田)

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