2026年5月3日、独国際放送局ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、「電気自動車(EV)の世界販売台数にブレーキがかかった」として、市場の現状を分析する記事を掲載した。

記事は初めに、「コンサルティング会社PwCが43の重要市場を分析したデータによると、今年第1四半期(1~3月)のEVの世界販売台数は前年同期比で約1%減、約270万台減少した。

25年は3割近い増加を実現したにもかかわらず、このような減少傾向を見せるのは非常に珍しい」と紹介し、三つの視点から現状を分析した。

一つ目は「米中市場の需要減」で、記事は「中国市場の第1四半期のEV販売台数は前年同期比20%減の約132万台となった。米国市場は23%減の23万3000台で、中国市場よりも減少幅が大きかった。この傾向は他の市場では見られないものの、米中市場の減少分を補うまでには至っていない。欧州市場(EU加盟国、英国、アイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェー、スイスを含む)の販売台数は72万4000台増の26%増だった」と伝えた。

二つ目は「市場シェアの記録更新」で、記事は「販売台数の減少は、EVそのものの重要性の低下を意味するわけではない。内燃機関車の販売台数の激減と反比例するように、第1四半期のEVの市場シェアは史上最高の16%を記録した。PwCは、中国市場の低迷は補助金削減などの一時的な反応によるもので、EVの販売台数は第2四半期には持ち直すだろうと予測している」と伝えた。

三つ目は「欧州メーカーの追い上げ」で、記事は「PwCのハラルド・ヴィマー(Harald Wimmer)氏は欧州メーカーが消費者のニーズに合致した新型車両を開発する可能性を指摘している。新型車両の開発は販売台数の増加に反映されるほか、中東情勢の悪化による燃料価格の高騰がEVへの需要をさらに刺激するだろう。ただ、欧州メーカーはコスト面の調整とイノベーションのスピードの両面で適切な対応を取る必要がある」と述べた。(翻訳・編集/原邦之)

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