韓国・京郷新聞はこのほど、「まず『何歳ですか?』と尋ねることから始まる会話、韓国社会に長く続く『年齢戦争』に迫る」と題した記事を掲載した。

記事は「年齢を尋ねる社会」という書籍の紹介で、「韓国社会に蔓延する『年齢差別主義』を『年齢戦争』という表現で解き明かす内容となっている。

韓国人は初対面の場で、ごく自然に「何歳ですか?」と質問する。名前や職業よりも先に年齢を確認するこの問いは、「関係の温度を決めるバロメーター」「タメ口にするか敬語を使うか、どこまで親しくなるかを判断する基準」だという。

韓国人はなぜ年齢を尋ねるのか、なぜ年齢で人を区別し判断しようとするのか。特に年齢に敏感な社会の背景には、「生産性中心の韓国型年齢差別主義」があると指摘される。急速な経済成長の中で、人間の価値は生産性と同一視され、その基準から外れた年齢層は容易に排除の対象となった。高齢者は「非生産的存在」、若者は「無能な世代」とされ、こうした認識は単なる偏見にとどまらず、制度や政策につながっていった。

その解決策として、著者は年齢が個人の全てを規定しない「年齢ブラインド社会」を提案し、世代間の交流を増やすとともに、教育や制度を通じて偏見を緩和すべきだと述べている。人は皆、やがて高齢者になる。全世代が年齢による偏見から自由になったとき、初めて人生を共有し、連帯できる成熟した社会に一歩近づくことができるはずだと著者は伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「年齢を訪ねることが関係のスタート地点になる。欧米や他の国にはそれぞれのやり方があるだろう。同様に、韓国には韓国のやり方がある」「年齢にこだわるのも韓国ならではの文化だよ」「でも変化が必要な領域だと思う」「年上か年下かで序列を決める。

動物がボスの座を争うのと同じだ。先進国には『未開な旧時代』と映るだけ」「何でも欧米人のようにすることが正しいの?韓国には韓国のやり方がある」などのコメントが寄せられた。(翻訳・編集/麻江)

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