中国のポータルサイト・捜狐に11日、卓球の世界選手権団体戦男子決勝で中国が日本を破ったことについて「4つの驚き」があったとする記事が掲載された。

10日に行われた決勝で、中国はマッチカウント3-0で日本を破り、大会12連覇を達成した。

記事は1つ目の驚きとして、梁靖崑(リアン・ジンクン)がゲームカウント0-2から張本智和に大逆転で勝利したことを挙げた。試合は張本が11-8、11-4と2ゲームを連取するも、梁は第3ゲームを奪い返すと、第4ゲームでは終盤に張本に追い付かれながらもデュースの末に奪ってタイに。第5ゲームは張本が6-1と大きくリードするも梁が徐々に追い上げる。そして張本が8-5とリードした状況から梁が驚異の6連続ポイントを挙げて大逆転勝利を決めた。

記事は「梁は最近調子の波が大きく、周囲の評価は決して高くなかった。しかし、彼は歴史的とも言える逆転劇でその声に応えた」「グループリーグでは批判の声も上がっていたが、決勝トーナメントでは(アレクシス・ルブランなど)強敵を次々と撃破し、驚異的な変貌を遂げた」と評した。

2つ目の驚きは王楚欽(ワン・チューチン)の圧勝劇だったとし、第2試合を詳報。対戦した松島輝空は第1ゲームを11-8で奪うも、そこから世界ランキング1位が意地を見せる。12-10で取り返すと、第3ゲームは11-2と松島にわずか2点しか与えない圧巻のプレーを見せる。第4ゲームも一時は松島にリードを許した王だが、最後は地力の差を見せて3-1で勝利した。

記事は「特に第3ゲームの『11-2』という圧倒的スコアは王の大舞台での精神力の強さを示すものとなった」と評した。

3つ目の驚きは日本相手の完勝だとし、「決勝の前、多くのファンやメディアはフルゲームまでもつれると予想しており、このような結果になると予想した人はほとんどいなかった」と言及。

日本は今大会、張本や松島の調子が良かったこと、一方の中国は苦戦続きだったことをその理由に挙げた。

そして、「結果はまさかの3-0だった。第3試合に登場した林詩棟(リン・シードン)は戸上隼輔に3-1で勝利した。苦しみながら勝ち上がってきたが、最後は誰も予想しなかった形で日本を圧倒することとなった」と伝えた。

4つ目の驚きは王皓(ワン・ハオ)監督の大胆なオーダー変更だとし、「中国を不安視する声が多く上がる中、王監督は大胆なオーダー変更を決断した。梁を第2シングルスへ昇格させ、林を第3シングルスに配置したのだ。結果的に、この采配は見事に的中した。梁が張本を下し、王は安定した強さを発揮した。そして、林が最後を締めくくった」と述べた。

そして、「優勝が決まった瞬間、王監督は久しぶりの笑顔を見せ、選手たちと固く抱き合った。その瞬間、それまで背負っていた重圧もすべて消え去ったかのようだった。梁の崖っぷちからの復活、王の力強い応戦、林の落ち着いたプレー、そして王監督の見事な采配を世界は目撃したのである」と誇らしげに伝え、「中国卓球界の伝説は今後も続いていく」と結んだ。

(翻訳・編集/北田)

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