L'Arc-en-Cielが、6月25日(木)発売の『Rolling Stone Japan vol.35』でバックカバーを飾ることが決定した。

2026年に結成35周年を迎えたL'Arc-en-Ciel。
彼らがヘッドライナーを務めるサマーソニック2026のチケット一般発売も本日AM10:00よりスタートした。誌面では、バンドの「現在地」についてリーダーのtetsuya(Ba.)が語った最新インタビューを掲載。今回はその完全版に先駆け、インタビューの一部を先行してお届けする。

L'Arc-en-Ciel最新インタビュー、tetsuyaが語る結成35周年の現在地とサマーソニック

Rolling Stone Japan (ローリングストーンジャパン) vol.35(2026年8月号)バックカバー

L'Arc-en-Cielが「サマーソニック2026」に初出演、8月14日(金)に大阪、8月16日(日)に東京でヘッドライナーを務める。サマーソニックのヘッドライナーと言えば洋楽アーティストが飾るのが通例で、発表には意表を突かれたものの、結成35周年を迎えるレジェンドの満を持しての登場には「ラルクなら納得」と思わせる説得力があった。芸術性とポップセンスが絶妙なバランスで融合した楽曲群は世界中で愛されており、1990年代と2020年代の楽曲たちがライブでは自然に混ざり合い、美しい調和を見せている。メンバー四人四様のアーティスト性とキャラクター、そして深い没入体験をもたらすコンサート表現でファンを魅了し続けてきたモンスターバンドが、遂に降臨するフェスではどのような姿を見せるのか? 虹という意味を持つバンド名の通り、多彩で多面的な魅力を持つ彼らがどんなライブを繰り広げるのか、予測不能だからこそ期待が高まる。

2012年にはニューヨーク MADISON SQUARE GARDENにてアジアのロックバンド初の単独公演を実現、2014年には2Days公演で旧国立競技場史上最多となる16万人を動員するなど、国内外で華々しい快挙を成し遂げきた彼らにとって、日本屈指のグローバルフェスサマーソニックとの親和性は高いと言えるだろうし、Y2K、90年代リバイバルのムーヴメントも後押しして、若き音楽ファンとの出会いが思わぬ化学反応を生む可能性もある。サマーソニック出演を終えた後、10月9日(金)からは、35周年を記念した全国7カ所16公演から成る”35th L'Anniversary TOUR”がスタートする。L'Arc-en-Cielの現在地について、リーダーのtetsuya(Ba.)に話を聞いた。

”ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND”ツアーを振り返って

ー結成35周年を迎え、待望の全国ツアー”35th L'Anniversary TOUR”が10月から始まります。ツアーとしては2024年の”ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND”以来。
そのライブ映像作品も7月16日(木)にリリースされますが、レア曲にフォーカスするという挑戦的なコンセプトのツアーで、35周年への布石としても意義深い試みだったのではないか?と。ツアー クリエイティヴ ディレクターという肩書で総合演出を手掛けられたtetsuyaさんは、あのツアーをどう振り返りますか?

tetsuya:僕としては結果的にこのツアーをやれたことで、35周年に向かっていくうえで、すごく意味のある流れが作れたんじゃないかなと思っています。ラルクは基本的には周年のタイミングだったり、リリースがあったり、何かしらの理由があるときにライブをやることが多いんです。でもこのツアーの話が出た時点ではリリースがあるわけでもなかったし、周年でもなかった。アルバムを出そうという動きはあったんですけど、なかなか進行できなかったんですよね。だから、「じゃあ、このタイミングでラルクがこの規模のライブをやる意味は何なのか」というところから、ツアーのコンセプトを考える必要があったんです。その中でhydeから、あまり演奏してこなかった曲、いわゆるレア曲に光を当てるのはどうかというアイディアが出て。それは、ラルクが35年やってきたからこそ成立する切り口でもあるし、ファンの人たちにも喜んでもらえるものになるんじゃないかと思いました。結果的に、”UNDERGROUND”というツアーを挟んだことで、35周年に向かっていくうえでも意味のある流れになったと思います。

ーhydeさんの発案でコンセプトが生まれたんですね。

tetsuya:そうですね。hydeから「”UNDERGROUND”というタイトルで、レアな曲をやるツアーにしよう」というアイディアが出て、僕もそれはすごくいいなと賛同しました。
ただ「レア曲をやる」といっても、ただマニアックに振り切ればいいわけではないと思っていて。ラルクとしてやる以上、初めて観る人にもちゃんと届くものにしたかったんです。それを「バランスよく見せたい」と意見を出したんです。そうしたら「じゃあ演出はテッちゃんよろしく」と言われて、「俺?!」っていう(笑)。でも、やるからにはちゃんと形にしたかったので、マニアックにもなりすぎず、ラルクらしい内容にできたんじゃないかなと思っています。

ーそれ以前のツアーとは、ご自身の関わり方が変わったことによって、感じ方や向き合い方など、やはりいろいろと違いましたか?

tetsuya:うん、違いました。僕は、ライブはヴォーカリストが一番やりやすいようにするべきだと考えていたので、「hydeがやりたいようにやるのが一番いい」と思っていたんですね。だから、コンサートの演出や映像に関しても基本的にはhydeが中心になって決めて、「やりたいようにやってほしい」と思っていまいした。もちろん、何か訊かれたら答えるし、相談されたらアイディアも出す。気になったところがあれば自分から言うこともありましたけど、基本的にはhydeに任せていたんです。

ーtetsuyaさんは、良かれと思ってそうなさっていたわけですよね。

tetsuya:それが”UNDERGROUND”ツアーでは、演出も含めて僕が中心になって考えることになったんです。
もちろん、それまでhydeが作ってきたラルクのライブの流れもあるので、任された以上は、それにちゃんと応えたいという気持ちがありました。「任せてよかった」と思ってもらえるものにしたいじゃないですか。そういう意味では、かなり頑張りましたね。

ーレア曲中心とは言っても門戸を狭め過ぎず、セットリストに「シングル曲が全く入らない」という事態は回避して、エンターテインメントとしても絶妙なバランスに仕上がっていたと思うんです。ライブを三部構成で見せたこともそうですし、映像やSE、照明の使い方に至るまでクリエイティビティに満ちていました。本来はマネジメントサイドに任せたかった役割を含んでいたのかもしれませんが、そこにはtetsuyaさんの尽力と、まとめ上げる手腕があり、全ての土台にはL'Arc-en-Cielに対する想いの強さがあったのではないでしょうか?

tetsuya:僕はアーティストでもありますけど、どちらかというとプロデューサー気質なところもあるんだと思います。自分たちが何をやりたいかだけではなくて、ファンの人たちがどう受け取ってくれるか、どこで喜んでくれるかを先に考えるんですよね。そこでイメージすると「こう見せるべきじゃないか」とか、「ここはこんな演出があったほうが届きやすいんじゃないか」というアイディアは自然と出てくるんです。それは楽しかったですし、自分に向いている部分でもあるのかなとは思いました。ただ、僕のアイディアがどうこうというより、一番大きいのはやっぱり楽曲の強さなんです。ここ最近ライブであまり演奏していなかったレアな曲を中心にするというコンセプトではありましたけど、ラルクはどこを切っても楽曲が強い。だから最終的には、ちゃんといいものになるんですよね。
それはあらためて、楽曲の力だなと思いました。

ーそのようなバンドの強みを再認識なさるツアーだったんですね?

tetsuya:うん、そうでしたね。

サマーソニック 2026初出演

ー映像作品『ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND』がリリースされた後、8月には「サマーソニック 2026」に出演されます。サマーソニックは今年25周年、L'Arc-en-Ciel35周年とのダブルアニバーサリーという節目での、おめでたいコラボレーションが実現。初出演にしてヘッドライナーを務めるというニュースは音楽ファンを驚かせました。サマーソニックに対して元々抱いておられた印象や、出演することになった経緯、決め手を教えてください。

tetsuya:サマーソニックは、もう長く続いていて、歴史あるフェスだなという印象を持っていました。経緯としては、事務所を通してオファーをいただいたんだと思います。35周年というタイミングですし、ラルクをまだ知らない人たちにも知ってもらえるいい機会になるので、オファーをいただけるなら出たほうがいいなと思いました。こういう節目の年に出演できるのは、すごく意味のあることだと思っています。

ーこれまでL'Arc-en-Cielとフェスはあまりイメージが結び付かなかったのですが、こういった大型ロックフェスへのご出演はほぼ初と言っていいんでしょうか?

tetsuya:「L.S.B.」(1994年にLUNA SEA、SOFT BALLET、BUCK-TICKという顔ぶれで回った伝説のスプリット ライブツアー。L'Arc-en-Cielは札幌公演に出演)とか。
あとは「THE ROCK ODYSSEY 2004」、韓国の「INCHEON PENTAPORT ROCK FESTIVAL」(2007年)とか、そのぐらいですかね。

ーフェスに出演されるのは珍しく、久しぶりでもありますので、どのようなパフォーマンスになるのか予測がつかず、楽しみです。ところで、今回の出演ラインナップをご覧になって、気になるアーティストはいらっしゃいますか?

tetsuya:僕はSouth Arcadeが好きなので、L'Arc-en-Cielと同じ日に出演するのを知って、そこはうれしいですね。

ーなるほど。8月14日(金)に大阪でヘッドライナー、1日空けて16日(日)には東京でヘッドライナーを務められますが、やはりL'Arc-en-Cielのワンマンライブとはまた違ったセットリストの組み方、魅せ方になるんでしょうか? 

tetsuya:それは当然、そうなるでしょうね。ある程度セットリストは固まってはいますけど、実際のリハーサルもまだおこなっていないので、今話せることがあまりなくて。

ーサマーソニックの時は、どなたが指揮を執るか決まっているんですか?

tetsuya:サマーソニックは何となく僕なんだろうな、という気はしていますけども。今のところ、セットリストを考えたり、いろいろな打ち合わせをしたりしているのはメンバーでたぶん僕だけなので、そこは僕を中心にかな?とは思います。

ー”UNDERGROUND”ツアーのお話を伺ったうえで、サマーソニックをtetsuyaさんがどのようにディレクションなさるのか?は楽しみです。30周年記念号のインタビューでは、「もう30周年じゃなくて、まだ30周年」という気持ちで続けていきたい、とお話しされていました。35周年でも同じようなお気持ちですか? 「ここまで来たな」なのか、「まだまだ 35年、これからだ」なのか、いかがでしょう? 今後の展望も含めて、最後に語っていただければと思います。

tetsuya:35周年が「まだ」なのか「もう」なのか、分からないですけれども。
ただ、35年続けてこられたことは本当にすごいことだと思いますし、それを支えてくれたファンのみんなには感謝しています。僕自身は今も音楽が好きで、曲を作ることが好きで、ステージに立つことも好きで、最近も曲作りをしていて、どんどん新しい曲が生まれてくるんですね。アイディアは尽きないので、そういう意味ではまだ形にしたいものがたくさんあるんです。ラルクはメンバーそれぞれが強い個性を持っていて、全員が曲を書けるバンドでもあるので、そこがやっぱり大きな魅力だと思っています。その力をどうやってこれからのラルクとして形にしていくのか。そこはリーダーとしても、ひとりのアーティストとしても、ちゃんと向き合っていきたいですね。35周年はゴールではなくて、ここから先に何を見せられるかが大事だと思っているので。ファンのみんなには、これからのラルクにも期待していてほしいです。

※本インタビューの完全版は「Rolling Stone Japan vol.35」に掲載

Rolling Stone Japan (ローリングストーンジャパン) vol.35(2026年8月号)
・発売日:2026年6月25日(木)
・特別定価:1,800円(税込)
・発行元:CEミュージッククリエイティブ株式会社
・発売元:株式会社CEメディアハウス
・予約受付:予約受付中

<イベント情報>

SUMMER SONIC 2026
2026年8月14日(金)15日(土)16日(日)
東京会場:ZOZOマリンスタジアム & 幕張メッセ
大阪会場:万博記念公園
※LArc-en-Cielは8月14日(土)大阪会場、16日(日)東京会場に出演
公式サイト https://www.summersonic.com/
チケット購入 https://www.summersonic.com/tickets/tokyo/

<リリース情報>

L'Arc-en-Ciel最新インタビュー、tetsuyaが語る結成35周年の現在地とサマーソニック


LArc-en-Ciel
Live Blu-ray/DVD『ARENA TOUR 2024 UNDERGROUND』
2026年7月16日(木)発売

<ライブ情報>

"35th L'Anniversary TOUR"
[東京] 国立代々木競技場第一体育館
2026年10月9日(金)11日(日)12日(月/祝)
[福岡] マリンメッセ福岡 A館
2026年10月31日(土)11月1日(日)
[愛知] IGアリーナ
2026年11月21日(土)22日(日)
[神奈川] 横浜アリーナ
2026年11月28日(土)29日(日)
[千葉] ららアリーナ 東京ベイ
2026年12月12日(土)13日(日)
[大阪] 大阪城ホール
2026年12月16日(水)17日(木)
[東京] 有明アリーナ
2026年12月24日(木)26日(土)27日(日)

プロフィール
L'Arc-en-Ciel
hyde (Vo.)、ken (Gt.)、tetsuya (Ba.)、yukihiro (Dr.)
1991年、tetsuyaを中心に大阪で結成。1994年7月、ビデオシングル「眠りによせて」でメジャー デビュー。1996年に発表した4thアルバム『True』が初のミリオン セラーを記録し、以降も数々のヒット曲を世に送りだす。ドームやスタジアムを舞台に圧倒的なライブ パフォーマンスを重ね、名実ともにモンスター バンドとして確固たる地位を築いてきた。
2026年、結成35周年のアニバーサリー イヤーを迎え、8月には「SUMMER SONIC 2026」にヘッドライナーとして初出演、また10月9日東京 国立代々木競技場第一体育館公演より全国7ヵ所16公演のツアーが予定されている。

Official Website https://www.LArc-en-Ciel.com
35th LAnniversary 特設サイト https://le-ciel.com/L35
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