前日の好地合いを継ぐ流れ。中国経済対策の期待感が続いているほか、米イランの和平協議再開の見通しも買い安心感につながっている。米国との協議に消極的だったイランの高官は20日、海外メディアのインタビューに対し、パキスタンで開催される戦闘終結に向けた再協議に出席することを検討していると答えた。一時停戦の期限が日本時間23日午前に迫る中、仲介国のパキスタンは第2回和平協議の準備に奔走している。市場の一部に、停戦合意に楽観的な見方が広がり、日本時間21日早朝の取引でWTI原油先物が急反落したこともプラス材料だ。もっとも、和平合意のハードルは高く、協議が難航するとの懸念もあり、上値は限定されている。ハンセン指数などは安く推移する場面もみられた。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、車載バッテリー世界最大手の寧徳時代新能源科技(CATL:3750/HK)が4.8%高、宅配サービス中国大手の中通快逓(2057/HK)が3.4%高、太陽光発電(PV)用ガラス基板メーカーの信義光能HD(968/HK)が3.2%高と上げが目立った。
セクター別では、消費関連が高い。茶飲料チェーンの滬上阿姨(上海)実業(2589/HK)が14.9%、組み立てキャラクター玩具の布魯可集団(325/HK)が11.4%、養豚事業の牧原食品(2714/HK)が5.4%、テレビ(TV)メーカーの創維集団(751/HK)が4.8%、マルチブランド化粧品の上海上美化妝品(2145/HK)が3.5%、酒場の海倫司国際HD(9869/HK)が2.7%、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が2.2%ずつ上昇した。
香港不動産セクターもしっかり。
半面、人工知能(AI)関連の銘柄群は安い。雲知声智能科技(9678/HK)が6.9%、青島創新奇智科技集団(2121/HK)が3.7%、京智譜華章科技(2513/HK)が2.6%、商湯集団(センスタイム・グループ:20/HK)が2.0%ずつ下落した。センスタイムのほか、クラウドやEV(電気自動車)などの下げも響き、ハンセン科技(テック)指数は0.1%逆行安している。
本土マーケットは小幅続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.07%高の4085.08ポイントで取引を終了した。発電が高い。銀行、資源・素材、不動産、食品飲料なども買われた。半面、ハイテクは安い。医薬、保険・証券、自動車も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











