中東情勢の不透明感が重しとなる流れ。米イランの交戦再開で、和平交渉に暗雲が漂っている。米軍は7日、ホルムズ海峡を航行中の米駆逐艦3隻をイラン軍が攻撃したとして、イランの軍事目標に報復攻撃をしたと発表。一方、イラン側は、先に手を出したのは米軍だとし、「停戦違反」だと非難した。原油高騰の警戒感も再燃。合意は間近との観測で7日のWTI原油先物は前日比0.3%安の94.81米ドル/バレルと3日続落していたが、日本時間早朝の時間外取引では一転上昇し、一時98米ドル台で推移している。(亜州リサーチ編集部)
ハンセン指数の構成銘柄では、ICファウンドリー中国最大手の中芯国際集成電路製造(SMIC:981/HK)が4.4%安、オンライン医療の京東健康(JDヘルス:6618/HK)が3.9%安、香港不動産大手の恒隆地産(101/HK)が3.8%安と下げが目立った。
セクター別では、半導体が安い。SMICのほか、華虹半導体(1347/HK)が9.8%、ASMPT(522/HK)が6.7%、英諾賽科(蘇州)科技(2577/HK)が6.6%、兆易創新科技集団(3986/HK)が5.8%ずつ下落した。
香港不動産セクターもさえない。恒隆地産のほか、新世界発展(17/HK)が2.9%安、信和置業(83/HK)が2.6%安、新鴻基地産発展(16/HK)が2.4%安で引けた。香港は金融政策で米国に追随するため、米金利高止まりの懸念が重しとなっている。
半面、中国不動産セクターはしっかり。広州富力地産(2777/HK)が4.2%、龍湖集団HD(960/HK)が3.9%、華潤置地(1109/HK)が2.6%、中国海外発展(688/HK)が1.4%ずつ上昇した。業況の回復期待が引き続き追い風となっている。現地メディアによると、メーデー前に実施された不動産支援策の影響で、中国各地で連休中の住宅販売が活況を示した。4月末に開かれた中央政治局会議では、不動産政策が1年ぶりに取り上げられている。
他の個別株動向では、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が5.1%高と続伸。「中国のバフェット」と称する著名投資家の段永平氏が前日までに、ポップマート株購入を公表し、今後の買い増しも示唆したことで注目が集まっている。
本土マーケットは5日ぶりに反落。主要指標の上海総合指数は、前日比0.43%安の4162.27ポイントで取引を終了した。ハイテクが安い。医薬、資源・素材、消費関連なども売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)











