記事が1つ目に挙げたのは、世界に名だたる日本の自動車産業だ。トヨタ・ホンダ・日産・マツダ・スズキ・三菱・いすゞ・スバルの8社の合計資産規模は世界一であり、さらに自動車部品メーカーの産業規模を加えると、日本のGDP全体においてかなりの部分を占めると説明。「わが国の製造業を真に成長させたいのであれば、自動車工業の成長が必須。日本を打ち負かすことで初めて世界から認められるようになるのだ」と論じている。
2つ目は、工作機械や精密工業だ。「日本の自動車工業を打ち負かすということは、その精密工業を打ち負かすことになる。
3つ目には、日本を代表するサブカルチャー・アニメ産業を挙げている。日本の名作アニメは枚挙に暇がなく、派生商品を加えればその産業規模は莫大なものになると紹介。「われわれも文化産業を強く大きくして、全世界にわれわれの価値観を輸出し、世界の人びとに理解し、受け入れてもらわなければならない」としている。
そして最後に挙げたのは、アダルト産業だ。その発展ぶりは「われわれの想像を超えている」とし、テレビ放送にも成人チャンネルがあることなどを紹介した。
江戸時代に戻るというのはあまりにもオーバーであるが、特に自動車や工作機械といった精密な機器が日本経済にとって非常に大きな柱となっていることの形容と考えれば納得がいくだろう。ネットユーザーからは「他にもまだまだ倒さねばならぬ分野がたくさんある」、「わが国にもすでに強い産業が数多くある」など様々な感想が寄せられている。中には「これらの産業を倒したとしても、日本人にはまだ創意と団体意識がある」と指摘する人も。創意と団結力を失うことは、ある産業の優位性が崩れることよりもはるかに恐ろしいかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)
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