マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏(51)が2日、石川・七尾市内で行われた松井秀喜氏(51)が主催する小学生を対象にした野球教室にサプライズで登場した。

 これまでも定期的に日米で小学生らを対象に野球教室を実施してきた松井氏。

日本での開催は12度目、日米通算36度目の開催となった今回は、抽選によって選ばれた石川県能登北部、中部に在住の小学4~6年生55名が参加した。

 2日前の8月31日には、イチロー氏の生まれ故郷の愛知(バンテリンドーム)で行われた「SATO presents 高校野球女子選抜―イチロー選抜 KOBE CHIBEN」に松井氏が参加。昨年に続く2年連続の出場で、2年連続となる本塁打を放った。そしてこの日は松井氏の故郷・石川で行われた野球教室にイチロー氏がサプライズで登場となった。

 松井秀喜氏が登場し、小学生に「きょうはこの場所で会えて、野球を通じて、来てよかった、楽しかった、またあした頑張ろう、野球をもっと好きになって、もっと続けたいという気持ちになってきょうが終われるようにぼくも精一杯頑張ります。みんなでいい1日にして。またあしたから頑張ろうといういいエネルギーが出る1日にしましょう」とあいさつ。

 続けて司会者が「日本野球界のもう1人の至宝。オリックスで数々のタイトルを獲得し、シアトル・マリナーズでは年間最多安打記録を樹立するなど、前人未踏の偉業を成し遂げました。WBCでは日本を世界一に導いた…」と“バレバレ”の紹介をすると、イチロー氏はたまらず登場し「言っちゃダメでしょ!」と苦笑いしながら小走りでグラウンドに出てきた。

 イチロー氏は「僕のこと知っている? 分かる? 年齢的に怪しいよね。松井選手の年齢は1個上なんです。

人間的にはだいぶ下なんだけど。今日、松井選手と是非野球教室をできたらいいねという話を聞いて、今日実現しました。ぼくら2日前に試合をして。僕も100%じゃないけど、できる限りみんなとやりたいです」とスピーチすると、小学生たちは大きく盛り上がっていた。

 その後はキャッチボール、打撃練習などで熱血指導をしていた。

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