11月21日に東京Dで開催される「ミスタージャイアンツ 長嶋茂雄 お別れの会」の概要が9日、決まった。2部制で行われ、午後の「一般の部」は誰でも参列が可能。

グラウンドに設置される祭壇でお別れができる。午前の「関係者の部」の式典では、長嶋さんと親交の深い球界関係者の弔辞や献花、特別映像の上映などが予定され、ファンも2階席から観覧可能。場内にはユニホームや愛用品などが展示される。

 野球を愛し、ファンの目を楽しませたミスターらしい、お別れの会になる。午後3時開場の一般の部は案内状不要で、車いすやベビーカー利用者を含めて誰でも参加が可能。東京Dのグラウンドにしつらえた祭壇の前で、お別れができる。来場は平服で、ユニホームの着用も差し支えがない。午後7時の受け付け終了まで、天国の長嶋さんも驚くほど大勢の来場が予想される。

 関係者の部は午前10時半開式(同9時開場予定)。案内状が必要で、長嶋さんと深い親交があった方やV9時代のチームメート、監督時代の選手・コーチ、球界関係者らが参加する。式典では弔辞や献花、特別映像の上映などが予定される。ここでもファンのために2階席を開放。

献花はできないものの、観覧が可能(入場券が必要)になった。

 場内には、長嶋さんゆかりの品々などが展示される。背番号3のユニホームはもちろん、立大時代に東京六大学リーグで当時のリーグ最多記録となる通算8号本塁打を打ったバットは貴重。セ・リーグ新人王(1958年)のトロフィー、阪神との天覧試合(1959年)で村山実からサヨナラ本塁打を放ったバット、V9時代や2度の巨人監督時代、アテネ五輪(2004年)代表監督時の記念品、巨人時代のまな弟子・松井秀喜さんと一緒に受賞した国民栄誉賞の盾などが並ぶ。野球にささげた人生を振り返る貴重品の数々も、ファンの目を楽しませることだろう。

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