広島・新井貴浩監督(49)が大胆采配で連敗を4で止めた。3点リードの7回、好投していた先発・栗林が2点を失い、なおも1死二、三塁の場面。

2番手でドラフト2位・斉藤汰(亜大)を投入した。絶体絶命のピンチで武庫荘総合(兵庫)出身の肝っ玉ルーキーはオール直球勝負。150キロ超えを連発しわずか6球で福永を右直、村松を二ゴロに封じた。新人を迷わず送り出した指揮官は「すごく厳しい場面。よく抑えた」と手放しでたたえた。

 開幕から不安定だったリリーフ陣。試合前時点で救援防御率5・30はリーグ5位で、ここまで8敗中4度が7回以降の逆転負けだった。実績十分の島内、森浦が本調子ではないなか、ビハインド展開で起用してきた剛腕を初めてリード時に起用。中日に傾きかけていた流れを引き戻した。

 執念のタクトがさえ、昨季から続いていた敵地での連敗も10でストップ。新井監督は「選手みんなが連敗止めるんだという気持ちでやってくれた。久しぶりに勝ち試合をお見せすることができてうれしい」と胸を張った。

攻めの采配が的中した価値ある1勝。ここから再加速する。(直川 響)

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