◆第28回中山グランドJ・JG1(4月18日、中山競馬場・障害芝4260メートル、良)

 春のジャンプ頂上決戦は10頭で争われ、3番人気のディナースタ(牡7歳、栗東・辻野泰之厩舎、父ドゥラメンテ)は直線で突き放され、勝ち馬から2秒差の2着に終わった。高田潤騎手は30日付で引退する石神深一騎手に続く史上2人目のJRA障害重賞全10レースの完全制覇はならなかった。

 昨年1月の障害転向後、障害では8戦連続連対中。抜群の安定感を武器に、前走・阪神スプリングJでエコロデュエルを破って重賞初制覇。手応え十分で迎えた大一番だったが、頂点には届かなかった。高田騎手はこれまで09年キングジョイ、15年ソンブレロの2着が最高だったが、またも最後のタイトルをつかめなかった。

 勝ったのは1番人気のエコロデュエル(草野太郎騎手)で勝ちタイムはコースレコードとなる4分49秒0。8番人気のフォージドブリック(大江原圭騎手)が3着だった。

 高田潤騎手(ディナースタ=2着)「2日間スクーリングをしたことで本当に体調は良かったし、本当にいい状態でこの舞台にこられました。実戦でも飛越はパーフェクトで、すごくきれいに飛んでくれた。ただ、大竹柵を飛んだ後にトモ(後肢)を滑らせてポジションを下げたのがもったいなかったです。中山は経験しているけど、今日みたいな大障害は初めてで、今までと違うコースで戸惑いはありました。この経験をすることで、完成に近づいていくと思うし、勝った馬は強かったけど逆転する余地を残していると思います。今後に向けて、さらに期待したいと思います」

 大江原圭騎手(フォージドブリック=3着)「本当はハナには行きたくなかったですが、とりあえず主張して他馬が来たら控えるつもりでした。

その通りになって2番手でおさまりました。飛越もスムーズでした。あと観客が多いためか、気負っていましたね。まだ幼くてこれからの馬で、これだけ頑張れたので今後が楽しみになりました」

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