◆JERAセ・リーグ ヤクルト3―1巨人(19日・神宮)

 巨人が2試合連続逆転負けを食らい、連敗で貯金1に後退した。4回に泉口の犠飛で先制したが、先発の井上がその裏、オスナに逆転3ランを被弾。

昨季16勝8敗(1分け)と“お得意さま”だったヤクルト相手に、14年ぶりとなる開幕から2カード連続負け越しとなった。

 プロ初先発となったヤクルトのドラフト4位左腕の増居に対し、佐々木、松本を1、2番に据え、「7番・捕手」には岸田を起用。泉口、ダルベック、キャベッジでクリーンアップを組んだが、3回までは1人の走者も出せなかった。

 最初のチャンスは4回。先頭の佐々木が四球で出塁し、松本の打席でランエンドヒット。左前安打で無死一、三塁と一気に好機を拡大すると、泉口の犠飛で1点を奪った。1~3番が鮮やかにつながり、巨人は5試合連続先制。主導権を握った。

 近年、チームがヤクルトに好相性なのに対し、今季4度目の先発となった井上は、過去のヤクルト戦で0勝4敗。嫌なイメージを払拭しようと、投げっぷりよく3回まで無安打4三振と上々の立ち上がりを見せた。2回には岸田が正確な送球で岩田の二盗を阻止して井上をもり立てた。

 だが、1点の援護を受けた4回、守備のミスからピンチを招いた。

ダルベックの失策と内野安打で無死一、二塁。1死後、オスナに甘いスライダーを左翼席に放り込まれ、2号3ランで逆転された。前日にはオスナとサンタナの名前を挙げ「けっこう打たれているので、そこをどう抑えるか」と話していた中、痛い一発を浴びた。この日で対オスナは通算13打数5安打、被打率.385、2本塁打となった。

 5回には2安打1四球で満塁とされ、2死後に再びオスナを迎えたところで降板。井上は4回2/3を投げ、7三振を奪いながら4安打3四球で3失点(自責2)。今季2勝目はならず、「先発として、責任投球回の5回を投げ切れず降板してしまった事が申し訳ないし悔しいです」と絞り出した。

 反撃したい打線は増居に5回2安打1失点の好投を許し、6回以降もリリーフ陣を打ち崩せず。ルーキーにプロ初白星を献上した。

 巨人は昨季までヤクルト戦4年連続勝ち越し中。2021年は11勝11敗3分けで、負け越したのは18年(11勝13敗1分け)が最後と得意としてきたカードだったが、池山新監督となり、これで2カード連続負け越し。対戦成績は2勝4敗となった。

 ◆巨人の年度別ヤクルト戦成績

18年 11勝13敗1分

19年 14勝11敗

20年 15勝6敗3分

21年 11勝11敗3分

22年 13勝11敗1分

23年 17勝8敗

24年 13勝12敗

25年 16勝8敗1分

26年 2勝4敗

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