◆JERAセ・リーグ DeNA1―4巨人(26日・横浜)

 巨人が2連勝で2カード連続勝ち越し。井上温大投手の好投が最大の勝因となったが、攻撃では走塁の積極性が効果的な得点に結びついた。

 2回は2死二塁で小浜の一、二塁間へのゴロを二塁・三森がダイビングキャッチ。ここで二走・平山が緩めることなく三塁を回り、スライディングで生還した。1―0の4回は1死二塁から岸田の左前への安打で二走・佐々木がヘッドスライディングでホームイン。走力のある若手の好走塁で得点を重ねた。

 8回には、無死一塁で浦田の投前へのバントを相手が一塁悪送球。すぐさま一塁走者・松本と打者走者の浦田はそれぞれ三塁と二塁へ進塁した。無死満塁からダルベックが右犠飛を放った際に、二塁走者の浦田だけでなく一塁走者・佐々木も二塁へタッチアップした場面も、集中力と次の塁を狙う意識の高さを示すシーンに映った。

 リーグ優勝した24年は阿部監督が「信号機を守る暴走族になろう」と掲げ、先の塁を狙う意識が浸透。だが、昨季は一転して課題となった部分でもあった。それだけに、亀井外野守備兼走塁コーチはオフに「意識の問題で変えられますよ、ということは伝えていかないといけない。走塁ってめちゃくちゃ大事」と再徹底を予告。試合後、阿部監督は「失敗を恐れないで続けていってほしいな」とナインの背中を押した。

 前日25日のDeNA戦(横浜)では、24年9月26日・DeNA戦(横浜)以来の1試合4盗塁(キャベッジ、浦田、松本、萩尾)。一人ひとりの高まった走塁意識が、着実な得点力アップにつながっていきそうだ。(田中 哲)

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