海外レース初挑戦の香港・クイーンエリザベス2世Cで、強敵ロマンチックウォリアーの2着に敗れたマスカレードボール(牡4歳、美浦・手塚貴久厩舎、父ドゥラメンテ)は28日、香港から帰国した。社台サラブレッドクラブが早朝、成田空港に到着したことを発表。

来月4日まで入国検疫に入る見通し。管理する手塚貴久調教師が、美浦トレセンで取材に応じ、「残念でした」と悔しさをにじませた。

 スタートでやや後れを取り、向こう正面では最後方からの追走。「1、2コーナーのカーブがきついので、あそこで遅れてしまいますね」と、指揮官は敗因の一つに挙げた。タイムは2分00秒64と、時計のかかる決着。「馬場状態はいいなと思っていて、1分58秒台くらいになると思ったんですけど」とアウェーの戦いを振り返った。

 勝利を手にすることはできなかったが、初めての海外遠征は収穫の多いものとなった。「輸送や滞在で、少しイライラはしていましたが、いい経験になりました」とトレーナーは前を向く。「完全に力の差があるという感じはしなかったです。十分やれるなと思いました」とファイティングポーズは崩さない。今後は再度の海外挑戦も視野に入れる。悔しい敗戦を糧に、次こそ海外初タイトルをつかむ。

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