◆WEリーグクラシエ杯 決勝 日テレ東京ヴェルディベレーザ―RB大宮アルディージャWOMEN(UvanceとどろきスタジアムbyFujitsu)

 日テレ東京Vが大宮との2―2から突入したPK戦を3―1で制して、初優勝を飾った。

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 今季限りで現役引退を表明しているDF岩清水梓にとっては唯一獲得していなかった国内カップ戦のタイトル獲得となった。

2―2の延長終了間際からピッチに立ち、PK戦では2番手のキッカーとして登場。「練習でも(成功)確率よかったんですよ」と振り返ったように自信を持ってゴール正面上を狙ったが、キックはバーに当たる。無情にも失敗か…と思われたが、ここでミラクルが起きる。

 バーの下に当たったことでボールが勢いよく真下に落下し、このボールが相手GKの体に当たって、ゴールに吸い込まれた。試合後の取材の第一声で「サッカーの神様っているんですね、本当に」と切り出し、「澤さんもよく言ってたから、サッカーの神様が見てるって。実感しました」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

 PKの場面を改めて振り返り「吐きそうだった。緊張めっちゃしました。自分が引退表明させてもらってのタイトルっていうところで、本当に一生のお願いって、ずっと思ってたんですよ。本当に取らせてくださいってずっと思ってて。自分がその役割になるとは思ってなかったんですけど、みんなの疲労的なことを考えると、自分が蹴った方がいいって思ってたのもあったので、そこは自分も行きますって言いました。でもああなるとは思ってなかった」と笑顔。

2011年女子W杯優勝メンバーのレジェンドに、サッカーの神様がほほえんだ。

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