米国で最も権威のあるボクシング専門メディア「THE RING」は日本時間5日、最新のパウンド・フォー・パウンド(PFP、全階級の最強ランキング)を発表。世界スーパーバンタム級(55・3キロ以下)4団体統一王者・井上尚弥(33)=大橋=が1位に返り咲いた。

井上は1位返り咲きの報を受け、自身のXを更新、炎の絵文字3つを並べて喜びを示した。

 井上は2日、東京ドームで前WBC&IBF世界バンタム級(53・5キロ以下)統一王者で世界3階級制覇王者・中谷潤人(28)=M・T=と対戦。5万5000人を集めたビッグマッチで12回判定勝ちを収めて統一王座を防衛した。試合前の会見ではPFPについて「勝ち方次第では1位への返り咲きというのも見えてくる試合ではあると思う」と意識した発言をしていた。

 1位だったオレクサンドル・ウシク(39)=ウクライナ=は2位に後退。6位だった中谷は7位に順位を一つ下げた。尚弥との対戦計画が浮上しているWBA&WBC&WBO世界スーパーフライ級統一王者ジェシー“バム”ロドリゲス(26)=米国/帝拳=は変わらず4位。

 PFPは全選手が同じ階級と仮定して順位付けされたもの。欧米主要メディアでは独自のPFPランキングを制定しているが、米国で歴史と権威のあるリング誌のPFPが最も注目されている。井上は2022年6月、世界5階級制覇王者ノニト・ドネア(フィリピン)にTKO勝ちした後のランキング更新で、日本人として初めてリング誌のPFP1位に選出された。同年8月に2位に後退。24年5月、東京ドームでルイス・ネリ(メキシコ)に勝利後、再び1位に返り咲いた。

その後3位まで落ちたが、1位だったテレンス・クロフォード(米国)の引退後、ウシクに次ぐ2位と評価されていた。

 最新順位は以下のとおり。

(1)井上尚弥(大橋)=WBA、WBC、IBF&WBO世界スーパーバンタム級統一王者

(2)オレクサンドル・ウシク(ウクライナ)=WBAスーパー&WBC、IBF世界ヘビー級統一王者

(3)シャクール・スティーブンソン(米国)=WBO世界スーパーライト級王者

(4)ジェシー・ロドリゲス(米国/帝拳)=WBA、WBC&WBO世界スーパーフライ級統一王者

(5)デービッド・ベナビデズ(米国)=WBA正規&WBC世界ライトヘビー級王者

(6)ドミトリー・ビボル(ロシア)=WBAスーパー、IBF&WBO世界ライトヘビー級統一王者

(7)中谷潤人(M・T)=前WBC&IBF世界バンタム級統一王者

(8)デビン・ヘイニー(米国)=WBO世界ウエルター級王者

(9)オスカー・コラーゾ(米国)=WBAスーパー&WBO世界ミニマム級統一王者

(10)エマヌエル・ナバレッテ(メキシコ)=WBOスーパー&IBF世界スーパーフェザー級統一王者

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