◆J1百年構想リーグ西▽第16節 C大阪3―2長崎(9日・ヤンマーハナサカスタジアム)

 チームの“顔”が終了間際に今季初得点を決め、ホームを沸かせた。2―2の後半49分。

相手のハンドでPKを得ると、40分から途中出場した元日本代表MF香川真司(37)が真っ先にボールを持ち、キッカーに名乗り出た。長崎GK波多野と駆け引きしながら「思いっ切り蹴ろう」。左下のコースは読まれたが、ボールの勢いが勝り、ネットが揺れた。直後、最近、子供が産まれたDF田中隼、MF喜田のために揺りかごダンスも先導した背番号8。「どの試合もPKは重圧がある」と決勝点に安どした。

 チームは5戦ぶり90分勝利で暫定4位浮上。他力も必要だが、わずかに逆転1位の可能性は残した。「上位を狙うならまだまだ成長しないといけない。僕はいつも出場機会に飢えている」。W杯2度出場、ドルトムントでドイツ1部リーグV貢献など歴戦のベテラン。その貪欲さは何も衰えていない。(田村 龍一)

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