13日のヤクルト戦(神宮)に先発予定の阪神・高橋遥人投手(30)が11日、甲子園で行われた投手指名練習に参加し、自然体で4試合連続完封勝利に挑む決意を示した。成し遂げれば、1965年の城之内邦雄(巨人)以来61年ぶりで2リーグ制以降、58年の金田正一(国鉄)、62年に5戦連続の小山正明(阪神)に次ぐ4人目の快挙。

「圧倒できるようにしていきたい。しっかり試合をつくれるように」と力を込めた。

 計5度の手術を乗り越えて復活を遂げた今季は、5試合に登板して全て完封での無傷4勝。42回で1失点、5四球、両リーグ断トツの防御率0・21と無双している。次戦も9回完封すれば、69年の江夏豊に並ぶ球団左腕最長の41イニング連続無失点。不安や緊張感を「力に変えられている」という最強左腕の快進撃は、止まらない。

 「結果は出来すぎ。ちょっとずつ良くなっているけど、ボール自体はまだまだ。(課題は)ストレートの質。精度、威力、スピード、全部。レベルを上げていければ」。首位・ヤクルトに1ゲーム差のチームを支える無敵の男に、慢心はない。

まだ「超えていない」という手術前の理想の自分を追い求め、伝説へと続く道を一歩ずつ進む。(中野 雄太)

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