広島・床田寛樹投手が、10年越しの巨人・吉川封じを誓った。12日の巨人戦(岐阜)に先発する左腕は、中部学院大(岐阜学生リーグ)時代に同球場でプレー。

4年間でリーグ通算21勝を挙げ、プロへの道を切り開いた。中京学院大・吉川(現巨人)とは1年時から何度も対戦。23年の巨人戦(岐阜)で先発した際は対戦がかなわず「あしたは多分出てくると思うので、楽しみ。大学時代を思い出しながら投げられたら」と心待ちにした。

 当時の記憶は鮮明で「1試合1本は絶対打たれてた」と苦笑い。両者の対戦を目当てに約50人のスカウトが訪れたこともあり「こいつを抑えれば(プロに近づく)みたいなのはあった。あいつがすごい選手だったから(スカウトも)見に来てくれて、そこで投げられたことが大きかった」と懐かしむ。プロでも打率3割8厘(52打数16安打)と苦手にし「自分のレベルも上がったけど、向こうも上がっている。あいつの方がすごい」と認める。ともにドラフト候補で注目された大学時代から10年。かつてしのぎをけずった岐阜で“再戦”に「いいところで1本打たせない」と力強く意気込んだ。

 初の開幕投手を務めた今季はここまで1勝2敗、防御率2・95。

「先制点を与えないのと、回の先頭を取ることができれば」。掲げた2つのノルマは、今季初白星を挙げた4月28日・巨人戦(東京D)ではともにクリアし、吉川も無安打に抑えた。岐阜では23年に2登板し計14回を2失点(自責0)。特別なマウンドで、ライバルを封じる。

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