◆第87回オークス・G1(5月24日、東京競馬場・芝2400メートル)=5月22日、美浦トレセン

 初騎乗のダミアン・レーン騎手でフローラSを快勝したラフターラインズ(牝3歳、美浦・小笠倫弘厩舎、父アルアイン)は、勢いに乗って樫の女王を狙う。この日は角馬場で入念に体をほぐした後に、雨が降りしきるWコースへ。

グッと頭を下げた気合乗り抜群のキャンターで5ハロン87秒9―16秒5。走る気持ちが体全体からあふれていた。杉山助手は「今週はジョッキーが乗って追い切ったので、程良く気合が乗り、収まった中での行きっぷりでした」と好感触に笑顔を見せる。

 ゲートに課題があるだけに、水曜に行われた会見で「できれば偶数枠が欲しい」と話していた小笠調教師。21日に決定した大外枠の18番に同助手は「先週の木曜日と今週の追い切り前にゲートに行って、ゲート内や常歩の段階からフローラSの前より落ち着いています。大外で駐立時間が長くなる心配がないのはプラス」と歓迎した。

 きさらぎ賞は順延と出遅れがあり、3着だったが成長をうながすきっかけになった。「馬房の中でもピリピリしていないですし、一つ大人になったなと感じます。栗東滞在で2日順延したイレギュラーがいい方に向いて、ターニングポイントになりました」。当時の逆境が前哨戦の強さを引き出す原動力になったと杉山助手は振り返る。「最後の末脚は男馬を含めても世代トップクラスだと思う。牝馬同士ならやれていい」。

その豪脚で女王の座をつかみに行く。

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